落葉高木の山梨(ヤマナシ)
バラ科ナシ属 フルーツウッド
9月1日の誕生日木(日本植木協会)
古くから自生している梨で、現在栽培されている梨の原種とされている。
体験の樹は、鳥取県大山町の梨農園で育てられた「ニホンヤマナシ」の選定木です
実の特徴は一般的な梨と比べて小さく、表面に小さな粒が沢山付いていました
自分はまだ食べたことが無い梨です
自分で作る至高の木製ペン
落葉高木の山梨(ヤマナシ)
バラ科ナシ属 フルーツウッド
9月1日の誕生日木(日本植木協会)
古くから自生している梨で、現在栽培されている梨の原種とされている。
体験の樹は、鳥取県大山町の梨農園で育てられた「ニホンヤマナシ」の選定木です
実の特徴は一般的な梨と比べて小さく、表面に小さな粒が沢山付いていました
自分はまだ食べたことが無い梨です
落葉高木の小楢(コナラ)
ブナ科コナラ属
10月21日の誕生日木(日本植木協会)
樹皮は樹齢を重ねると亀裂が深くなる
春の新葉
葉は縁には尖った鋸歯があり、ナラの仲間で大きさが一番小さい
大楢のミズナラ、小さな葉の小楢
秋には紅葉する
コナラの果実(ドングリ)うろこパンツで、花が咲いた年に実がなる1年成
里山の雑木林では、コナラとクヌギが主でドングリは里山の生き物の貴重な食糧
うちの木工教室で皆さんがよく使っているナラはミズナラです
コナラは乾燥過程で割れや狂いが発生しやすいためあまり使われていませんが、生活に馴染み深いシイタケのほだ木や薪などで使われています
落葉高木の苦木(ニガキ)
ニガキ科ニガキ属
初めてニガキを見た時は衝撃的で、木とは思えない明るいオレンジ色に一目惚れさせられました
どうしても欲しいと‥
滑らかな樹皮は黒褐色で白っぽい細点がありました
葉は互生し、縁には低い鋸歯がある
葉や樹皮だけでなく樹全体に苦味成分があることが由来
試したら木にも本当に苦みがありました
1月の落葉した樹
落葉高木の藪椿(ヤブツバキ)
ツバキ科ツバキ属
1月27日の誕生日木(日本植木協会)
藪椿は園芸品種としてもよく見る樹で、写真の花もマンション下の花壇に植わっていたものです
葉と蕾
樹皮
9月下旬には樹に果実がいっぱいに
熟して3枚に開いた中から種子が覗くその姿は、写真を撮り過ぎてしまうほど愛くるしかったです
一本の樹が果実のいろんな表情を楽しませてくれました
種子を押しつぶして搾った油が「椿油」
木工教室でも鉋や鑿の手入れにお世話になっています
落葉低木の鎌柄(カマツカ)
バラ科カマツカ属
10月4日の誕生日木(日本植木協会)
材は緻密でねばりがあり強靭なことから、昔は農具の柄などに使われてきた
樹皮は灰色でまだら模様がある
鎌の柄に使われたことから「鎌柄(カマツカ)」と名付けられた
牛の鼻輪をこの木で作ったことから、別名ウシゴロシとも呼ばれている
1月の冬芽
秋に赤く熟した実を付ける
花は春先に小さな白い花が10~20個づつ房になって咲く
落葉高木の橅(ブナ)
ブナ科ブナ属
2月6日の誕生日木(日本植木協会)
日本の温帯林を代表する樹木
「緑のダム」を代表する樹木でもある
林床に大量の保水力があり、雨水や雪解け水を抱え込んで森に豊かな恵みをもたらす
広がる大きな枝葉で雨を受け止めた雨水は、幹を伝い流れ下って根元へと送水される「樹幹流」の跡が幹に残る
樹皮は灰白色で滑らかで、地衣類や苔の仲間などがつき、特有の斑紋をつくりだす
冬芽
新葉は細かな毛で覆われて美しい
波打つ葉は卵形または菱状卵形で縁に波状鈍鋸歯があ
黄葉する葉の色合いは美しい
落葉した葉は黄色~濃い茶色に地面を染める
夏に緑色だった殻斗は、秋になると茶色に変わる
殻の中には、向かい合って三角形の茶色の実が2つ入っている。そのドングリの形がソバの実に似ていて、クリのような味がすることから「ソバグリ」とも呼ばれる
落葉高木の梅(ウメ)
バラ科サクラ属
2月25日の誕生日木(日本植木協会)
白梅と紅梅の花
花の品種
左上「鹿児島紅」右上「玉牡丹」
左下「未開紅」右下「大盃」
花の色だけでなく木の色も全く違い、体験で使っている樹は紅梅です
6月に沢山の実を付けます
熟して色付いた実
収穫され
すっぱい梅干しに。口の中が唾液いっぱいになります
梅林園で撮影したウメの樹
樹皮は暗黒色で、不揃な割れ目ができる
梅は剪定に強く、剪定することで樹形もよくなることから
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」と言われる
葉は倒卵形で縁に不整の鋸歯があ
実は梅干しに梅ジュース、果実の楽しみ方は盛り沢山!
木は乾燥する時に割れやすく大きな板が製材しにくい樹種の一つです
落葉高木の水木(ミズキ)
ミズキ科ミズキ属
公園にも植樹されていることが多い
花は水平に伸びる枝の上面に平たく白い花序が並ぶ
白色の綺麗な木肌で、昔から寄木細工の白色は水木が使われています
少し前から女性に大人気の(鳴子コケシ)もこの水木を材料としているため、需要が増えているみたいです
落葉小高木の櫨の木、黄櫨の木(ハゼノキ)
ウルシカ科ウルシ属
9月22日の誕生日木(日本植木協会)
万博記念公園で見付けた樹
葉は細長くて先の方がとがり、縁は全縁
赤く染まる紅葉は美しい
9月初旬の緑色をした実
この実の果皮を絞って作られる木蝋(モクロウ)で和蝋燭は作られています
ハゼの半丸太を製材しました
ここまで大きな直径のハゼの半丸太は初めての出会い
それも乾燥材です。和歌山県の木材販売業者さんが持って来てくれました
木とは思えない薄くしい明るい黄色がほぼ割れ無しに現れました
ハゼは乾燥時に芯材がバリバリに割れてしまうので、ここまで素晴らしい木は初めてです
色だけでなく少し縮杢も入った素晴らしい木目
なかなか手に入らなかった黄色い部分だけのペン材料を確保完了
落葉高木の 江戸彼岸(エドヒガン)
バラ科サクラ属
3月20日の誕生日木(日本植木協会)
ペン体験の木は、新名神川西インターの建設に伴い4年前に伐採された日本三大桜のひとつ推定樹齢70年の江戸彼岸です
日本に自生するサクラ属の基本野生種の一つ
言われの由来は、江戸でお彼岸の頃に花が咲いたところから江戸彼岸と言われてきました
1月中旬の冬芽
写真左が江戸彼岸の樹皮とボールペン、写真右が山桜の樹皮とボールペン
同じサクラ属でも樹皮は全く違います