セイロンニッケイ(シナモン)

常緑樹のセイロンニッケイ(シナモン)

クスノキ科クスノキ属

インド、インドネシア、中国からの輸入木材

樹皮(内皮)がお菓子などでお馴染みの料理スパイスとして使われます

香辛料のシナモンスティックになります

葉はタマゴ型で光沢があり、全縁で縦方向にくっきりとした葉脈が3本入る

 

秋楡(アキニレ)

落葉高木の秋楡(アキニレ)

ニレ科ニレ属

一般的な「ニレ」はハルニレを指す

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

公園で見付けた12月上旬のアキニレ

赤、黄、緑色が入り混じる葉色をしていました。遅めの紅葉

秋に開花するアキニレ

春に開花するハルニレ

樹皮は灰褐色で小さな皮目があり、不揃いな鱗片状に剥がれる

9月の葉の様子

秋に目立たない小さな白い花を咲かす

葉身は長楕円形で革質、表面には光沢があり縁に鈍鋸歯

ルニレは葉が大きくて毛深いが、アキニレは葉が小さくて毛がない

紅葉した葉

 

鹿子の木(カゴノキ)

常緑高木の鹿子の木(カゴノキ)

クスノキ科ハマビワ属

1月30日の誕生日木(日本植木協会)

成木の樹皮は丸い薄片になって剥がれ落ち

その斑模様が鹿の子供に似ていることからカゴノキとなった

10月上旬の時期が過ぎた花の写真

日本産樹木では珍しく夏の暑い時期に開花する

葉は革質の長楕円形で縁は全縁

巨木も多い樹

1月下旬の樹で常緑樹のため葉は青々としていました

丸太見本

冬青(ソヨゴ)

常緑小高木の冬青(ソヨゴ)

モチノキ科モチノキ属

11月25日の誕生日木(日本植木協会)

秋のソヨゴの樹には、長い花柄の先に小さな赤い果実がぶら下がっていました。波打つ葉の下に、チョコん、チョコんと、かわいいでしょ〜小さなさくらんぼみたいに

葉の特徴は、葉縁が波打ちます

この葉が風に「そよぐ」ことからソヨゴと名がついたそうです

樹皮は灰色で樹齢が増すと凹凸が現れる

 

銀木犀(ギンモクセイ)

常緑小高木の銀木犀(ギンモクセイ)

モクセイ科モクセイ属

9月24日の誕生日木(日本植木協会)

10月頃に白い花を咲かせます

キンモクセイの様な強い香りは無く、近くに行かないと香りを感じることができません

葉はとがった楕円形で 鋸歯がある

日本各地の庭に植えられるが、庭木としてはキンモクセイが一般的

大きな樹になると樹皮が動物のサイ(犀)と似ていることから「木犀」になったと言われている

三大庭木の一つ(モッコク・モチノキ・モクセイ)

 

一位樫(イチイガシ)

常緑高木の一位樫(イチイガシ)

ブナ科コナラ属

西日本の神社や寺院で多く見られる

イチイガシの樹皮

葉の鋭い鋸歯は上半分にだけある

表は緑色なのに裏は黄褐色の色違いが特徴的で、樹の撮影方向で全く色が違いました

下から撮影した樹はセピア色に!

ドングリには縦に縞模様が入り、シマシマパンツの1年成

 

スダジイ

常緑広葉樹のスダジイ

ブナ科シイ属

12月29日の誕生日木(日本植木協会)

樹皮は細かい縦の切れ目が入り、幹や枝が分岐しやすく巨木になりやすい樹

子供の頃に遊んだ森には無かった殻の中にドングリが入っている樹です

開花から一年半の月日をかけて翌年な秋に熟し殻を割ってドングリが現れます

葉は楕円形で葉の先端は尖る

 

黐の木(モチノキ)

常緑高木の黐の木(モチノキ)

モチノキカ科モチノキ属

12月8日の誕生日木(日本植木協会)

この樹皮を削り取って鳥糯(とりもち)をつくるためモチノキと呼ばれるようになりました

10月上旬の実

12月中旬に公園で見付けた実

大きな丸い赤い実を沢山付けていました

1月中旬の花芽

日本庭園には欠かせない植木であり、「庭木の三大名木」とされる

*モチノキ、モッコク、モクセイ

椨(タブノキ)

常緑高木の椨(タブノキ)

クスノキ科タブノキ属

樹皮は灰褐色で割れが入り古くなると不規則に割れ剥がれる

木材にしたときに赤みが強いものを「赤椨」とも呼びます

葉は厚い革質で表面は光沢があり、縁は全縁です

1月中旬の冬芽の写真

大きく赤味を帯びた目立つ冬芽を付ける

1月下旬冬芽が開き始め、真ん中は2月中旬

3月下旬には花弁が6枚ある小さ黄緑色の花を咲かせる

写真のタブノキは、福井県の銘木「上村家のタブの木」です

 

黄櫨の木(ハゼノキ)

落葉小高木の櫨の木、黄櫨の木(ハゼノキ)

ウルシカ科ウルシ属

9月22日の誕生日木(日本植木協会)

万博記念公園で見付けた樹

葉は細長くて先の方がとがり、縁は全縁

赤く染まる紅葉は美しい

9月初旬の緑色をした実

この実の果皮を絞って作られる木蝋(モクロウ)で和蝋燭は作られています

ハゼの半丸太を製材しました

ここまで大きな直径のハゼの半丸太は初めての出会い

それも乾燥材です。和歌山県の木材販売業者さんが持って来てくれました

木とは思えない薄くしい明るい黄色がほぼ割れ無しに現れました

ハゼは乾燥時に芯材がバリバリに割れてしまうので、ここまで素晴らしい木は初めてです

色だけでなく少し縮杢も入った素晴らしい木目

なかなか手に入らなかった黄色い部分だけのペン材料を確保完了