落葉高木の水木(ミズキ)
ミズキ科ミズキ属
公園にも植樹されていることが多い
花は水平に伸びる枝の上面に平たく白い花序が並ぶ
白色の綺麗な木肌で、昔から寄木細工の白色は水木が使われています
少し前から女性に大人気の(鳴子コケシ)もこの水木を材料としているため、需要が増えているみたいです
自分で作る至高の木製ペン
落葉高木の水木(ミズキ)
ミズキ科ミズキ属
公園にも植樹されていることが多い
花は水平に伸びる枝の上面に平たく白い花序が並ぶ
白色の綺麗な木肌で、昔から寄木細工の白色は水木が使われています
少し前から女性に大人気の(鳴子コケシ)もこの水木を材料としているため、需要が増えているみたいです
落葉小高木の櫨の木、黄櫨の木(ハゼノキ)
ウルシカ科ウルシ属
9月22日の誕生日木(日本植木協会)
万博記念公園で見付けた樹
葉は細長くて先の方がとがり、縁は全縁
赤く染まる紅葉は美しい
9月初旬の緑色をした実
この実の果皮を絞って作られる木蝋(モクロウ)で和蝋燭は作られています
ハゼの半丸太を製材しました
ここまで大きな直径のハゼの半丸太は初めての出会い
それも乾燥材です。和歌山県の木材販売業者さんが持って来てくれました
木とは思えない薄くしい明るい黄色がほぼ割れ無しに現れました
ハゼは乾燥時に芯材がバリバリに割れてしまうので、ここまで素晴らしい木は初めてです
色だけでなく少し縮杢も入った素晴らしい木目
なかなか手に入らなかった黄色い部分だけのペン材料を確保完了
落葉高木の 江戸彼岸(エドヒガン)
バラ科サクラ属
3月20日の誕生日木(日本植木協会)
ペン体験の木は、新名神川西インターの建設に伴い4年前に伐採された日本三大桜のひとつ推定樹齢70年の江戸彼岸です
日本に自生するサクラ属の基本野生種の一つ
言われの由来は、江戸でお彼岸の頃に花が咲いたところから江戸彼岸と言われてきました
1月中旬の冬芽
写真左が江戸彼岸の樹皮とボールペン、写真右が山桜の樹皮とボールペン
同じサクラ属でも樹皮は全く違います
落葉高木の朴(ホオ)
モクレン科
6月28日の誕生日木(日本植木協会)
名前は、大きな葉を使って食べ物を包んだことから、「包(ホウ)」の転化が由来とも
特徴的な大きな花と葉
山に詳しい方に案内してもらい朴の花を探して里山へ
時期が合ってなかったり、樹の高い場所に花が咲くので写真が撮れなかったり苦労しましたが‥最後の最後に一輪だけ小さな樹に綺麗な花が咲いていて撮影できました。諦めていたので出会った時の嬉しさと、初めて見る大きな花に感動しっぱなしでした
大きな葉は飛騨高山の郷土料理「朴葉味噌」、美濃を代表するお菓子「朴葉餅」に使われています
木は加工は容易で木材では珍しい緑を含む緑灰色に仕上がります
落葉高木、落葉針葉樹のメタセコイア(アケボノスギ、イチイヒノキ)
スギ科メタセコイア属
2月4日の誕生日木(日本植木協会)
メタセコイア並木で有名な滋賀県高島市マキノ町です
写真撮影に行った日は運よく雪景色ですごく綺麗でした
紅葉した大阪にある鶴見緑地公園のメタセコイア並木
針葉樹では珍しく美しく紅葉し落葉する
樹形が美しく、公園樹や街路樹として植えられる
樹は「生きている化石」と呼ばれることも多い
葉は羽状複葉と呼ばれ、長さ10㎜幅2ミリ前後の線形の小葉が対になって二列に並ぶ
紅葉した葉
10月、枝先から稲穂のように垂れ下がる雌花
枝にぶら下がる球果
茶色に熟すと果鱗が割れ、隙間から種子が落ちる
写真は種子が出た後に落ちた球果
落葉高木の棗(ナツメ)
クロウメモドキカ科
9月7日の誕生日木(日本植木協会)
葉は秋になると綺麗な黄色に色付きますが葉はすぐに散ってしまいます
9月のナツメの樹には緑色の果実がたわわに実ってました
10月中旬の熟した果実
ナツメは、韓国料理のサムゲタンに入っていた乾燥棗が1番印象に残っています
抹茶を入れる蓋物茶器(なつめ)は、実の形が似ていることから、その名が付いたとされており、見れば見るほど似ていました
木は緻密で硬く褐色をした高級材
常緑針葉樹の黒松(クロマツ)
マツ科マツ属
1月1日の誕生日木(日本植木協会)
黒松と言えば京都府北部の天橋立の黒松が茂っている景色が自分にとって1番印象に残っています
樹皮は、名の通り黒味を帯びていて亀甲状に剥離し、海辺が黒松、山地が赤松が多い
生命力が強く縁起が良い木と言われています
5月上旬の黒松の様子。りん片の雌花、花粉を蓄えた雄花
松かさは去年受粉したもので、種子ができるまで1年半もの月日を要し、秋に乾燥した空気でりんを開き松ぼっくりになります
珍しい光景!赤松と黒松が並んでおり違いがはっきり分かりました
常緑針葉樹の赤松(アカマツ)
マツ科マツ属
12月1日の誕生日木(日本植木協会)
「江戸五木」の一つ(江戸時代に江戸で重視された造園木)
江戸五木→モッコク、アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキ
樹皮は名の通り赤味を帯びていて亀甲状に剥離したものが多い気がします
山地が赤松で海辺が黒松が多く、松茸に欠かせないのは赤松です
5月下旬の雌花と雄花
雌花は受粉してから一年半以上の時間をかけて松ぼっくりに
珍しい光景!赤松と黒松が並んでおり違いがはっきり分かりました
二葉松の葉はやや細く柔らかく、手で触れてもクロマツほど痛くない。そのためクロマツが「雄松」と呼ばれることに対比して「雌松」と呼ばれる
うちの木材販売コーナーでも赤松と断定した物が無く探すのに苦労しました
落葉高木の板屋楓(イタヤカエデ)
ムクロジカ科カエデ属
10月15日の誕生日木(日本植木協会)
樹皮は暗灰色で、縦縞の模様がわずかにあり、老木になると浅く裂けます
特徴的な大きな葉っぱ
板屋楓の樹液は煮詰めると、甘いシロップになります「メープルシロップ」
落葉高木の柿(カキ)
カキノキ科カキ属 フルーツウッド
10月5日の誕生日木(日本植木協会)
地元では田んぼの近くに残っている樹は柿でした
果実を取るために伐らずに残されています
二種類の柿の葉
郷土料理「柿の葉寿司」酢飯と鯖や鮭などの切り身を合わせ、柿の葉で包んだ寿司があります
お盆の時期の柿の実
先が尖がって細長いから渋柿だと思います
秋には皆さんよく知るオレンジ色に熟した柿の実に
熟した甘い柿とペン