石楠花(シャクナゲ)

常緑低木の石楠花(シャクナゲ)

ツツジ科 ツツジ属

5月21日の誕生日木(日本植木協会)

種類が多くて花の色や形も様々で人気がある。園芸品種も多い

4月下旬~6月にかけてツツジの仲間で一番豪華な花を咲かせる

多数の花をつけ、開くにつれて淡い色へ

1月の樹は葉を垂れ下げて沢山の冬芽を付けていました

常緑樹のため冬でも青々としています

全縁の葉は、革質の長楕円形で表面には光沢がある

幹は直立するが枝は曲がる

 

山椒(サンショウ)

落葉低木の山椒(サンショウ)

ミカン科サンショウ属

熟すと赤褐色になり裂開し、球形で光沢の有る黒色の種子を出す

雌雄異種であり雌株でないと赤い実はならない

大きなトゲは二本一組に生じるのが特徴

春の新葉

葉は奇数羽状複葉で互生する。卵状長楕円形で縁には低い鋸歯があり凹みに油点がある

葉には強い芳香があり、山椒の香味料は葉を乾燥させてすりつぶしたものです

幹が太くなるにつれてトゲは次第になくなり、こぶ状の突起が残る

こぶ状の突起はコルク質が発達し、小さなコブ状の隆起が多くなる

材は堅いため「すりこぎ」として使われる。山椒の木が最適なのは、木に解毒作用があり、擦った際の木の粒子に食あたりを防ぐ効果があるからです

 

栂(ツガ)

常緑針葉樹の栂(ツガ)

別名:ツガマツ、トガ、トガマツ

マツ科ツガ属

11月30日の誕生日木(日本植木協会)

球果(松ぼっくり)は3㎝前後で小さく10月ごろに熟す

熟すと開いて種子が飛び出す

葉は1~2cmで線形で長短不揃いでほぼ2列に並ぶ

葉が次々に展開することから「継ぐ」が転化してツガと名付けられた

裏面に2本の白い気孔線がある。そのため下から見ると白っぽく見える

公園や神社で見かける樹

樹皮は灰赤褐色で縦に裂け、鱗片状に剥がれ落ちる

 

榎(エノキ)

落葉高木の榎(エノキ)

ニレ科エノキ属

8月23日の誕生日木(日本植木協会)

古くから人の生活の近くにある樹で、公園や神社で普通に見ることができる

エノキは「縁」に通じることから「縁結びの木」あるいは「縁切りの木」と言われている

エノキに願をかけ縁を結び、縁を切りたい時は、人知れずエノキの葉を食べる

「縁の木」として御神木とする所もある

樹皮は灰色で小さな皮目が多くザラザラしている

10月頃に赤褐色の実を熟す

葉は卵型で縁の上部にだけ鋸歯がある。

エノキの特長として葉の基部から出る3脈が目立つ

綺麗に黄葉し落葉する

落葉したエノキの巨木

 

榛の木(ハンノキ)

落葉高木の榛の木(ハンノキ)

カバノキ科ハンノキ属

大学の敷地に合った10月の樹木

見付けた樹の側にも水場があり「水辺の旅人」と言われるほど湿地を好む樹木

樹皮は暗灰褐色で、不規則に割れ目が入り剥がれる

果実は未成熟なときは球果状の堅い緑色

秋に熟して暗褐色になり種子が落ちる

雄花は細長い穂状で枝先に垂れ下がって咲く

葉は卵型で不整の鋸歯がある

 

姫沙羅(ヒメシャラ)

落葉高木の姫沙羅(ヒメシャラ)

ツバキ科ナツツバキ属

7月1日の誕生日木(日本植木協会)

紅葉する樹

ツバキ科であるが落葉する葉は、同じ科の常緑で厚く光沢があるヤブツバキと同じと思えない

葉は楕円形で両面に毛が散生する。縁に低い鋸歯がある

冬の落葉した樹

1月の樹皮は斑に剥がれ落ちていた

平滑で淡赤褐色の美しい幹は「日本三大美幹」の一つ

三大美幹木→ヒメシャラ、シラカバ、アオギリ

椥(ナギ)

常緑針葉樹の椥(ナギ)

マキ科ナギ属

8月13日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う木は、三重県の神社で倒木の恐れがあり伐採されたものです

針葉樹?と思う方も多い

葉は肉厚なツヤツヤした楕円状披針形で縁は全縁

葉は葉脈の方向に引っ張ってもなかなか切れないことから、男女の仲を結び付ける力も強いと信じられている

開運や縁結び、夫婦円満などのお守りとしても使われてきました

ナギ=凪(穏やかな海)を連想するとして、古くから航海の安全祈願する御神木として神社に植えられていた

樹皮は皮が鱗片状に剥がれ落ち暗褐色のまだら模様に

 

キハダカンバ(イエローバーチ)

落葉高木のキハダカンバ(イエローバーチ)

カバノキ科カバノキ属

北アメリカ東部からの輸入木材

樹皮の色から「黄金の白樺」「金色の白樺」とも呼ばれています

樹皮は黄色がかった青銅色で、細い横縞に剥がれる

花は垂れ下がります

葉は卵形で、縁は細かく鋸歯状になっています

 

セイロンニッケイ(シナモン)

常緑樹のセイロンニッケイ(シナモン)

クスノキ科クスノキ属

インド、インドネシア、中国からの輸入木材

樹皮(内皮)がお菓子などでお馴染みの料理スパイスとして使われます

香辛料のシナモンスティックになります

葉はタマゴ型で光沢があり、全縁で縦方向にくっきりとした葉脈が3本入る

 

ケンタッキーコーヒーツリー

落葉高木のケンタッキーコーヒーツリー

マメ科

アメリカケンタッキー州からの輸入木材

公園樹や街路樹として植えられている

黄葉し葉を落とし冬枯れする

樹皮は灰色で縦に裂けて剥がれる

実の写真

ケンタッキー州の開拓者達がこの実をコーヒーの代わりに使って飲み物を作ったことから、この名が付いたと言われています

葉は卵型で縁が波打つ