ヒサカキ

常緑小高木のヒサカキ

ツバキ科ヒサカキ属

サカキ同様に縁起の良い木とされ、神棚へ供える玉串に使われる

サカキの少ない地域では本種をサカキと称するところも多い

2月下旬に撮影した樹

葉の下に隠れるように壺状の小さな白い花が鈴なりに咲く

花には近くを歩くと香りで気付けるほど独特の強い芳香がある

香りは・・・臭く感じる人も多い

12月上旬の花芽の様子

葉は長楕円形で縁に鈍鋸歯がある。サザンカの葉に似ているがヒサカキの葉柄は無毛です

常緑樹のため1月でも青々とした葉

樹皮は黒褐色から灰褐色で平滑だが、不規則な細かい縦しわが入る

 

プラタナス

落葉高木のプラタナス

別名:スズカケノキ、モミジバスズカケノキ

スズカケノキ科 スズカケノキ属

万博記念公園の9月のプラタナス並木

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

大きは葉は木陰をつくることから街路樹として大量に植栽されています

樹皮は、綺麗なまだら模様で特徴的

その跡が淡緑灰色の鹿の子まだら模様になる

小さなドリアンのような実

鈴をぶら下げたような実でもあることから「スズカケノキ(鈴掛木)」に

葉は縁には不揃いな大鋸歯がある

大きな葉が特徴的で、両手を並べていっぱいに広げてもたりませんでした

落ち葉も大きくスケールが違います

 

ブラックラインシラカシ

常緑高木の白樫(シラカシ)

ブナ科コナラ属

11月23日の誕生日木(日本植木協会)

黒いラインが3本入ったシラカシの板

この色は腐朽菌の感染と戦った痕跡だと言われています

一般的なシラカシの木には入らない珍しい樹の生きた証です

樹皮は灰黒色で別名「クロガシ」と言われている

葉は硬く小さなギザギザがある

夏の終わりの撮影で、まだまだ小さいドングリがですが帽子にはシラカシの特徴の縞模様が刻まれていました

シラカシは受粉した年にドングリが熟す1年成です

木は白味の強くカシ類に特徴的なゴマのような模様(カシ目)の放射組織があります

国産木材の中で重硬で強靭なものの一つで、木工道具の鉋台やノミの柄などに使われています

ビーフウッド

低木のビーフウッド

別名:ウエスタンビーフウッド、ビーフオーク

ヤマモガシ科

オーストラリアに自生する樹木

この木と初めて出会ったときは、霜降り牛肉にしか見えませんでした

木とは思えない木目とピッタリの名前!一度聴いたら忘れません

赤い砂で育つ樹

8月から12月に円筒型の黄色い花を咲かせます

板屋楓瘤

落葉高木の板屋楓(イタヤカエデ)

板屋楓瘤(イタヤカエデバール)

ムクロジカ科カエデ属

10月15日の誕生日木(日本植木協会)

イタヤカエデのバール部分を切断した断面です

バールとは、木のこぶの部分のことです。公園や森を散策していて、木の根元や幹の部分が不自然に膨らんだこぶを見かけたことがあると思います

唯一無二のバールはその美しさを珍重されている

樹皮は暗灰色で、縦縞の模様がわずかにあり、老木になると浅く裂けます

特徴的な大きな葉っぱ

板屋楓の樹液は煮詰めると、甘いシロップになります「メープルシロップ」

 

栃縮杢(トチチヂミモク)

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

栃縮杢(トチチヂミモク)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

ローステッドカーリートチ

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

ローステッドカーリートチ(縮杢の入った栃を蒸し焼きにした木)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

写真左がローストした栃、右がローストしていない栃

縮杢の入った栃の板を特殊な大型機械で長時間かけて蒸し焼きにしたものです

こうすることで色合いと光沢が大きく変わり魅力的な材に変化します

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

キハダカンバ(イエローバーチ)

落葉高木のキハダカンバ(イエローバーチ)

カバノキ科カバノキ属

北アメリカ東部からの輸入木材

樹皮の色から「黄金の白樺」「金色の白樺」とも呼ばれています

樹皮は黄色がかった青銅色で、細い横縞に剥がれる

花は垂れ下がります

葉は卵形で、縁は細かく鋸歯状になっています

 

セイロンニッケイ(シナモン)

常緑樹のセイロンニッケイ(シナモン)

クスノキ科クスノキ属

インド、インドネシア、中国からの輸入木材

樹皮(内皮)がお菓子などでお馴染みの料理スパイスとして使われます

香辛料のシナモンスティックになります

葉はタマゴ型で光沢があり、全縁で縦方向にくっきりとした葉脈が3本入る

 

ケンタッキーコーヒーツリー

落葉高木のケンタッキーコーヒーツリー

マメ科

アメリカケンタッキー州からの輸入木材

公園樹や街路樹として植えられている

黄葉し葉を落とし冬枯れする

樹皮は灰色で縦に裂けて剥がれる

実の写真

ケンタッキー州の開拓者達がこの実をコーヒーの代わりに使って飲み物を作ったことから、この名が付いたと言われています

葉は卵型で縁が波打つ