・丸太がいっぱい

丸太を製材しました

空き地工事で伐採された染井吉野とプルーンの大阪産丸太に

三重県から届いた

梅、タイサンボク、サンゴジュ、アカメガシワ、クマノミズキ、チドリノキ

アオハダ、トキワマンサク、タムシバ、ウンリュウヤナギ、アオモジ

新しく登場予定の樹種も沢山あります。

製材した木は、これから2カ月以上乾燥させます。

 

杉油杢(スギアブラモク)

常緑針葉樹の杉(スギ)

ヒノキ科スギ属

杉の油杢

飴色に近い光沢のある木目が入り組み、杉とは思えない表情をしています

油分が多く重量が重い特徴もあります

岐阜県にある「石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)」

樹齢約1800年、樹高25m、幹まわり13m

高知県にある「杉の大杉」

樹齢約3000年 日本一の大杉とされています。

スギの樹皮

赤味と白太の色がはっきり分かれるスギの年輪

スギの葉は、硬く棒状で先が尖っています

ボール状の芯に刺して丸く形を整えた「杉玉」を、造り酒屋では新種ができた時に飾ります

 

ブラックラインシラカシ

常緑高木の白樫(シラカシ)

ブナ科コナラ属

11月23日の誕生日木(日本植木協会)

黒いラインが3本入ったシラカシの板

この色は腐朽菌の感染と戦った痕跡だと言われています

一般的なシラカシの木には入らない珍しい樹の生きた証です

樹皮は灰黒色で別名「クロガシ」と言われている

葉は硬く小さなギザギザがある

夏の終わりの撮影で、まだまだ小さいドングリがですが帽子にはシラカシの特徴の縞模様が刻まれていました

シラカシは受粉した年にドングリが熟す1年成です

木は白味の強くカシ類に特徴的なゴマのような模様(カシ目)の放射組織があります

国産木材の中で重硬で強靭なものの一つで、木工道具の鉋台やノミの柄などに使われています

ローステッドカーリートチ

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

ローステッドカーリートチ(縮杢の入った栃を蒸し焼きにした木)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

写真左がローストした栃、右がローストしていない栃

縮杢の入った栃の板を特殊な大型機械で長時間かけて蒸し焼きにしたものです

こうすることで色合いと光沢が大きく変わり魅力的な材に変化します

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味