常緑針葉の鼠刺し(ネズミサシ)
ヒノキ科ビャクシン属
別名:ネズ、ムロ、トショウ
ネズの硬い針葉をネズミ除けに使ったことから名が付いた
材は樹脂分が多く、日本の針葉樹で最も重硬と言われている
樹皮は灰色を帯びた赤褐色で薄く剥がれ,ヒノキ科らしい様相をしている
自分で作る至高の木製ペン
常緑針葉の鼠刺し(ネズミサシ)
ヒノキ科ビャクシン属
別名:ネズ、ムロ、トショウ
ネズの硬い針葉をネズミ除けに使ったことから名が付いた
材は樹脂分が多く、日本の針葉樹で最も重硬と言われている
樹皮は灰色を帯びた赤褐色で薄く剥がれ,ヒノキ科らしい様相をしている
常緑針葉樹のヒマラヤスギ
マツ科ヒマラヤスギ属
名前に「スギ」とあり間違いやすいですが、マツの仲間です
神々しい樹姿が美しく世界三大公園樹の一になっています
(ヒマラヤスギ、コウヤマキ、ナンヨウスギ)
学名は「神が宿る木」
樹皮は灰褐色で細かく鱗片状にはがれる
チクチクする葉
春の雌花のツボミは円錐形で白緑色
雄花は秋に熟と狐の尾の様にフワフワした茶色になり花粉を飛ばす
大きな松ぼっくりは2年成で直立して樹に付いている
写真は夏の松ぼっくり
秋に褐色に熟すと、天辺の果鱗をパラパラと落とす
そのため松ぼっくりは拾えません
熟して落下した松ぼっくりの一部が、薔薇に似ていることからシダーローズて呼ばれています
写真右は外れた果鱗
常緑針葉樹の杉(スギ)
ヒノキ科スギ属
日本で最も多く植林されている樹
岐阜県にある「石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)」
樹齢約1800年、樹高25m、幹まわり13m
高知県にある「杉の大杉」
樹齢約3000年 日本一の大杉とされています。
スギの樹皮
赤味と白太の色がはっきり分かれるスギの年輪
スギの葉は、硬く棒状で先が尖っています
ボール状の芯に刺して丸く形を整えた「杉玉」を、造り酒屋では新種ができた時に飾ります
左:神代杉 右:一般的な杉
神代杉とは、「埋もれ木」のことで地中や水の中に長い間埋没していた杉で色も変化しています
常緑針葉樹の桧、檜(ヒノキ)
ヒノキ科ヒノキ属
12月18日の誕生日木(日本植木協会)
ウッドペンクラフトでは、奈良県の「吉野檜」と長野県木曽谷〜岐阜県木曽川上流地域にわたる天然ヒノキ「木曽檜」の2種類をご用意しています
樹皮は縦に裂け、薄く長くはがれる
葉は鱗片状で先は鈍く芳香があり、裏面にはY字に見える白い気孔帯があります
*よくにたサワラの気孔帯はX字状です
球果は球形で秋に熟す
伊太祁曽神社のヒノキの鳥居です
全国の木材関係者がお詣りする「木の神様」の神社です
常緑針葉樹の翌桧・翌檜(アスナロ)
ヒノキ科アスナロ属
12月31日の誕生日木(日本植木協会)
樹皮は赤褐色で縦に裂けて剥離する
日本固有の常緑針葉樹
葉は光沢のある緑色で、うろこ状の細かな葉が連なる
葉裏には白い模様(気孔線)がある
NHK朝ドラでも登場した言葉「明日は桧になろう」でアスナロ
「いつかは成功してみせる」桧より安価なアスナロを人間に例えたもの
針葉樹の台湾桧(タイワンヒノキ)台桧(タイヒ)
ヒノキ科
木材は、首里城で名前をよく耳にするようになりました
丸太は薬師寺で開催された特別公開展で展示されていた樹齢1000年の長さ14.2m直径1.76mの台湾檜丸太です
薬師寺の金堂、西塔にも台桧は使われています
台桧は名前の通り台湾産の桧で、飴色で年輪の密度が高く、加工する前から独特な刺激の強い芳香があります
ペン木材の中で1番の香りの広がりと強さ
常緑針葉樹の赤松(アカマツ)
マツ科マツ属
12月1日の誕生日木(日本植木協会)
「江戸五木」の一つ(江戸時代に江戸で重視された造園木)
江戸五木→モッコク、アカマツ、イトヒバ、カヤ、イヌマキ
樹皮は名の通り赤味を帯びていて亀甲状に剥離したものが多い気がします
山地が赤松で海辺が黒松が多く、松茸に欠かせないのは赤松です
5月下旬の雌花と雄花
雌花は受粉してから一年半以上の時間をかけて松ぼっくりに
珍しい光景!赤松と黒松が並んでおり違いがはっきり分かりました
二葉松の葉はやや細く柔らかく、手で触れてもクロマツほど痛くない。そのためクロマツが「雄松」と呼ばれることに対比して「雌松」と呼ばれる
うちの木材販売コーナーでも赤松と断定した物が無く探すのに苦労しました
常緑針葉樹高木の「五葉松(ゴヨウマツ)姫子松(ヒメコマツ)」
マツ科マツ属
2月9日の誕生日木(日本植木協会)
京都府立植物園で撮影した樹木
五葉松は「縁起のよい木」として古くから親しまれてきました
厳しい環境への適応力が高く手入れも簡単なので、盆栽としても人気があります
黒松と赤松は、葉が2本ずつ束生する二葉松で、名前の通り「五葉松」は葉が5本ずつ束生します