杏(アンズ)

落葉小高木の杏(アンズ)

バラ科サクラ属

3月21日の誕生日木(日本植木協会)

2月上旬の樹には、ワインレッドの蕾が沢山ついていました

3月上旬に撮影した写真

花はウメに似るが、花数が多く大きい

花を散らした後の新芽

11月下旬の葉が色付いた樹木

樹皮は縦の不揃いな割れ目がある

葉は縁に不揃いの細かい鋸歯があり、梅の葉に似ている

果実は6~7月に熟しジャムやシロップ漬け、果実酒などの加工品として利用されている

 

オリーブ

常緑高木のオリーブ

モクセイ科オリーブ属

体験できるオリーブの木は3種類です

イタリアオリーブ、アフリカオリーブ、庭木で育てられたオリーブ

イタリアとアフリカは、蜂蜜色に黒褐色から黒色の縞模様

庭木のオリーブは淡い白黄色で縞模様は入りません

オリーブオイルは、オリーブの果実から得られる植物油

ギリシャではオリーブオイルを「黄金の液体」と呼ぶ

写真は11月のオリーブで果実は熟すと緑色から黒紫色に

樹は住宅のシンボルツリーとして人気が高い

葉は全縁の楕円形で葉の表は濃い緑色で光沢があり裏面は銀白色

葉には豊富なポリフェノールが含まれていることからオリーブ茶に使われています

庭木の樹皮は、種類や樹齢によって全く違う

日本では小豆島のオリーブが有名

写真はイタリアオリーブの板とオリーブオイルと果実

 

フェニックス

常緑高木のフェニックス(カリーナヤシ)

ヤシ科ナツメヤシ属

ヤシの樹ですがココナツは収穫できない

職場近の公園の大きなフェニックス

体験の木は、大阪で街路樹として育てられた樹です

写真は工房から見えるマンションで育っている樹で

10月上旬には沢山の小さな果実が実っていました

葉が枯れたあとも葉柄が長い間残り、幹にうろこ状の模様が残っています

木は山芋のような感じでサクサクのため樹脂で繊維を安定化させてあります。樹種+色を入れたスタビライズドウッド材料は、和のテイストを持ったペンになります

 

冬青(ソヨゴ)

常緑小高木の冬青(ソヨゴ)

モチノキ科モチノキ属

11月25日の誕生日木(日本植木協会)

秋のソヨゴの樹には、長い花柄の先に小さな赤い果実がぶら下がっていました。波打つ葉の下に、チョコん、チョコんと、かわいいでしょ〜小さなさくらんぼみたいに

葉の特徴は、葉縁が波打ちます

この葉が風に「そよぐ」ことからソヨゴと名がついたそうです

樹皮は灰色で樹齢が増すと凹凸が現れる

 

林檎(リンゴ)ふじ

林檎(リンゴ)ふじ

バラ科リンゴ属

9月19日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使っている木は、山形県と長野県の果樹農園さんの「ふじ」の剪定木です

*下記で紹介する写真は、山形県で果物栽培されている「すとうフルーツファーム」さんに撮影して頂きました

日本で一番多く生産されている「ふじ」

太陽の光をふんだんに受けた表皮は、少し黄色が混ざっている赤色

枝一面に咲き誇る美しい白いリンゴの花

樹齢を重ねた樹皮は灰褐色で、果樹として栽培されているため収穫しやすいように背丈程度の高さに留め、写真の様に枝が横に伸びるように剪定をされています

木は緻密で白っぽく、旋盤で楽に加工できます

 

珊瑚樹(サンゴジュ)

常緑高木の珊瑚樹(サンゴジュ)

ガマヅミ科ガマヅミ属

10月23日の誕生日木(日本植木協会)

9月初旬、真赤な果実が葡萄の様に垂れ下がります

赤く熟す実を珊瑚に見立てて「珊瑚樹」と名付けされたみたいです

遠くから見ると樹全体が赤くなるほど実がいっぱいに

職場近くの公園に沢山のサンゴジュが植樹されています

光沢のある葉は長楕円形で全縁、または波状の鋸歯がある

1月に見付けた写真の葉は、なぜか?濃い鮮やかな緑と赤に変色していた

 

サクランボ(佐藤錦)

サクランボ

バラ科サクラ属

6月19日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使っている木は、山形県と長野県の果樹農園さんの佐藤錦(サトウニシキ)の剪定木です

*下記で紹介する写真は、山形県で果物栽培されている「すとうフルーツファーム」さんに撮影して頂きました

赤い宝石のサクランボの佐藤錦。国内で最も多く生産されている品種です

綺麗な白色の花が咲く樹

桜の樹と見分けが全くつかない樹皮

木は緻密で少し赤みを帯びた黄褐色。旋盤で楽に加工できます

 

車輪梅(シャリンバイ)

常緑小高木の車輪梅(シャリンバイ)

バラ科シャリンバイ属

街中や公園で垣根として植樹されたものをよく目にします

奄美大島の伝統工芸品「大島紬」は、シャリンバイの樹皮で作った褐色染料が使われています

葉は長楕円形で厚く堅い

秋に撮影した樹には球形の果実が沢山実っていました

垣根のシャリンバイしか見たことがなかったので、大きな樹との出会いには驚かされました

樹脂は灰褐色で縦に波目が入る

 

樒(シキミ)

常緑小高木の樒(シキミ)

シキミ科シキミ属

3月下旬に白い花を咲かせます

下向きに咲く花は、樹を見上げると花がこちらを向いてくれます

実は有毒成分を含むため「悪しき実」とされ、これが訛ってシキミと呼ばれるようになりました

果実は熟すと裂けて種子を落とす

形状が中華料理で多用されるトウシキミの乾燥実(八角)に似ることから誤食されやすい

葉は表面に光沢があり、縁は全縁

緑で美しい葉を仏事に使うため、漢字にしたときに「佛(ほとけ)」が木編に付く

葉と葉の付け根に冬芽が付く

樹皮は暗灰褐色で浅く縦裂する

 

桃(モモ)

落葉小高木の桃(モモ)

バラ科モモ属

3月3日の誕生日木(日本植木協会)

夏の始まりから店頭に並び始める果実

甘い香りが撮影の邪魔をして(笑)

春にピンク色の花を咲かせます

樹皮は黒くゴツゴツしており、葉は先端は鋭く伸びて尖っていました

1月の冬芽

見た目は桜の木にそっくり

木口からあふれ出る蜜がすごかったです

芯の部分を外して材料の木取をしました