柚子(ユズ)

常緑小高木の柚子(ユズ)

ミカン科ミカン属

「12月22日」誕生日木(日本植木協会)

柚子の実・・・冬至に柚子風呂、ジャム、ジュースなどなど

1本の樹に沢山の実を付けます

12月の実の様子

枝の付け根には鋭く長い棘があり、葉柄に幅の広い翼がある

製材する前の木

ペン体験の柚子の樹は、教室の教室生徒さんのお友達が育てておられる樹で、兵庫県宍粟市で栽培されていた柚子の剪定木です

木は緻密で明るい緑みのある黄色

 

銀杏 (イチョウ)

落葉高木の銀杏 (イチョウ)

イチョウ科イチョウ属

11月16日の誕生日木(日本植木協会)

秋に一面黄色に染める美しい樹

街路樹で見かける機会も多い

現在イチョウ科の樹はこの木しかないため、メタセコイアと同じく「生きた化石植物」とされています

8月に撮影したギンナンの実は、まだ青々としていました

秋に収穫できる銀杏は秋の味覚の代表格

紅葉までは綺麗な緑色

扇形の葉は、秋に黄色に変化する

落葉は地面も黄色に染める

樹皮は淡灰褐色で縦に浅く割れ目が入る

巨木になると「垂乳根(たらちね)」「乳垂(ちだれ)」「気根(きこん)」という空中に根が伸びる。その乳房状の突起に縁起をかついで「母乳がよく出るように」「安産」などの信仰の対象になっています

「福定の大銀杏(宝泉寺)」

和歌山県田辺市にある推定樹齢400年の銀杏の樹

葉が散ると一面を黄色く染めます

 

木材は薄香の色で柔らかく均一であることから高級まな板に使われています

 

五葉松(ゴヨウマツ)姫子松(ヒメコマツ)

常緑針葉樹高木の「五葉松(ゴヨウマツ)姫子松(ヒメコマツ)」

マツ科マツ属

2月9日の誕生日木(日本植木協会)

京都府立植物園で撮影した樹木

五葉松は「縁起のよい木」として古くから親しまれてきました

厳しい環境への適応力が高く手入れも簡単なので、盆栽としても人気があります

黒松と赤松は、葉が2本ずつ束生する二葉松で、名前の通り「五葉松」は葉が5本ずつ束生します

 

山桜 (ヤマザクラ)

落葉高木の山桜 (ヤマザクラ)

バラ科サクラ属

4月11日の誕生日木(日本植木協会)

ペン体験の木は、兵庫県の山で腐って倒木の恐れがあり伐採された推定樹齢100年以上の山桜です

写真は京都府立植物園の山桜です

赤褐色の若葉と一緒に淡紅白色の花を咲かせます

4月下旬には小さな実が付いていました

葉は卵形あるいは長楕円形で、縁には鋭い鋸歯がある

秋には美しい紅葉も楽しませてくれる

12月に撮影した冬芽

樹皮は伝統工芸の「樺細工」で使われ、茶筒や小箱、煙草入れなどが作られている

木肌は緻密で褐色、ペン作り体験でも人気のある樹種の一つです

ペンの木を通して学んだおかげで少し桜の樹種が分かる様になり、桜を今まで以上に好きになりました

 

百日紅(サルスベリ)

落葉中高木の百日紅(サルスベリ)

ミソハギ科

8月17日の誕生日木(日本植木協会)

ペン体験で使う木は兵庫県の山で伐採されました

花を咲かせる夏

秋には紅葉し

冬には葉が全く無い状態に

幹がツルツルしていて木登りが得意な猿も登るのが難しいことから「サルスベリ」名付けられたとされています

木は緻密で硬く灰色がかったピンク色

職場近くの公園で百日紅が綺麗に開花していました

白、赤、ピンクなどのカラフルな花色

夏から秋にかけて開花しその期間が長いことから「百日紅」と名付けされたみたいです

漢字と読みで二つの意味合いがあるんですね

11月下旬の写真

黒色で球形の実を沢山付けていました

ペンを作らなかったら近場で毎年綺麗に花が咲いていても全く気にもかけていませんでした

 

ラ・フランスの樹

ラ・フランス

フルーツウッド

体験で使っている樹は、山形県で果物を栽培されている

「すとうフルーツファーム」さんで大切に育てられ剪定されたものです

ラフランスの果実

ラフランスの樹

緻密な木肌は、少し赤みを帯びた黄色色で旋盤で楽に加工できます

 

博打木 (バクチノキ)

常緑樹の博打木(バクチノキ)

バラ科バクチノキ属

京都府立植物園で見付けたバクチノキ

葉は細かな鋸歯があり、先が腺になる

この樹は古い皮が絶えずはげ落ち紅黄色の珍しい木肌になることから、博打に負けて身包み剥がされ裸にされ赤くなることにたとえて(博打の木)と名付けられたそうです

地面に落ちた皮を財布に入れておくと、賭け事などに負けず金運がアップする「福の木」ともいわれている

誰かの落とした運を拾うのかなぁ

逆に樹にまだ付いている皮を剥がして財布に入れると罰として身包みを剥がされてしまいます

気を付けて下さいね!自分はちゃんと拾いました。剥がして取った皮はあの人に。冗談です

ペンはどんな効果があるのか謎です(笑)

 

10月5日の誕生日木「柿(カキ)」

誕生日木のご紹介(日本植木協会)

今回は10月5日の誕生日木「柿(カキ)」です。

柿といえば秋の味覚ですよねぇ

いつか渋柿と甘い柿の木にも違いがあるのか調べてみたい。

 

姥目樫(ウバメガシ)

常緑広葉樹の姥目樫(ウバメガシ)

ブナ科コナラ属

9月14日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う樹は兵庫県三田市の空き地で伐採されました

見つけたウバメガシの樹にはには、沢山のいろんな形のドングリが実っていてい不思議でした

ドングリは、うろこパンツの2年成

樹皮は縦に裂け目が入ります

職場近くの公園にも一本だけ植えられていました

葉は光沢がある楕円形

木は緻密で硬く、少し赤みを帯びた白色で全体に斑が入ります

高級炭の「備長炭」の材料になることで名前を知っている方も多いです

 

南京櫨(ナンキンハゼ)

落葉高木の南京櫨(ナンキンハゼ)

トウダイグサ科ナンキンハゼ属

10月3日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う樹は、兵庫に在る施設裏山の整備作業で伐採されました

寒くなって紅葉が進んだ樹は、黒い殻に覆われた果実がポップコーンの様に割れて白い果実が姿を表し、樹の周りを赤や黄色に色付いたハートの形の綺麗な落葉が、地面を鮮やかに染めていました

どんな土壌でも育ち、剪定にも強いことから街路樹としてよく植えられています

穂のような花が綺麗に咲き誇ります

夏の終わりに緑色の小さな実を付ける

木肌の色は利久色(暗い灰緑色)で硬くも柔らかくもなく削りやすい木です

硬く綺麗な白い種子はドライにしてリースやアレンジメントフラワーに大活躍してるみたいです