百日紅(サルスベリ)

落葉中高木の百日紅(サルスベリ)

ミソハギ科

8月17日の誕生日木(日本植木協会)

ペン体験で使う木は兵庫県の山で伐採されました

花を咲かせる夏

秋には紅葉し

冬には葉が全く無い状態に

幹がツルツルしていて木登りが得意な猿も登るのが難しいことから「サルスベリ」名付けられたとされています

木は緻密で硬く灰色がかったピンク色

職場近くの公園で百日紅が綺麗に開花していました

白、赤、ピンクなどのカラフルな花色

夏から秋にかけて開花しその期間が長いことから「百日紅」と名付けされたみたいです

漢字と読みで二つの意味合いがあるんですね

11月下旬の写真

黒色で球形の実を沢山付けていました

ペンを作らなかったら近場で毎年綺麗に花が咲いていても全く気にもかけていませんでした

 

山法師(ヤマボウシ)

落葉小高木の山法師(ヤマボウシ)

ミズキ科ミズキ属

6月20日の誕生日木(日本植木協会)

5月に花を咲かせ樹全体が色付く

手裏剣のような形をした花弁に見える白いものは「総苞」という

本来の花は中心部

品種によって総苞の色はピンクにもなる

特徴的な実は9月~10月にかけて赤色に熟す。実を食べられることはあまり知られていない

実からはジャムや果実酒などが作れる

ハナミズキに似た葉は、卵状楕円形で縁は全縁だが波打つ

落葉した樹

樹皮はまだらに剥がれる

 

南京櫨(ナンキンハゼ)

落葉高木の南京櫨(ナンキンハゼ)

トウダイグサ科ナンキンハゼ属

10月3日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う樹は、兵庫に在る施設裏山の整備作業で伐採されました

寒くなって紅葉が進んだ樹は、黒い殻に覆われた果実がポップコーンの様に割れて白い果実が姿を表し、樹の周りを赤や黄色に色付いたハートの形の綺麗な落葉が、地面を鮮やかに染めていました

どんな土壌でも育ち、剪定にも強いことから街路樹としてよく植えられています

穂のような花が綺麗に咲き誇ります

夏の終わりに緑色の小さな実を付ける

木肌の色は利久色(暗い灰緑色)で硬くも柔らかくもなく削りやすい木です

硬く綺麗な白い種子はドライにしてリースやアレンジメントフラワーに大活躍してるみたいです

 

柞の木(イスノキ)

常緑高木「柞の木(イスノキ)」

マンサク科

花は雌雄同株で花弁(花びら)がありません

丸いのが雄花、右写真二股状に伸びたものが雌しべです

3月下旬に米粒大の紅色をした花を咲かせます

ボールペンで使う木は南九州で伐採されたものです

樹皮は暗灰色で 老木は鱗片状に剥がれる

葉は長楕円形で縁は全縁

木は緻密で非常に硬く、国産材には珍しい濃い茶色をしており、比重が1前後で使った木は水に沈みました

硬さと木肌の美しさから三味線の棹や高級な木刀、そろばん、拍子木などに使われています

 

栴檀(センダン)

落葉高木の「栴檀(センダン)」

センダンセンダン

「5月22日」の誕生日木(日本植木協会)

職場近くのセンダンの樹

樹皮は紫黒褐色で縦に裂ける

葉には鈍い鋸歯がある

5月下旬から6月初旬、紫色の小さな花が沢山咲きます

樹木全体に沢山の実を付ける姿が、数珠がたくさんあるように見え「千珠」と呼ばれ、その呼び名が変化して「センダン」となったみたいです

最近、杉や桧に代わって早生樹のセンダンを植林する取組みが九州や近畿で広がっており、教室でも家具として近年使うようになりました

ことわざ「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は、白檀(ビャクダン)のことで、初めてこのことわざの意味を知った時は不思議だったんですが白檀で意味が分かりました

 

鉄刀木(タガヤサン)

広葉樹の鉄刀木(タガヤサン)

マメ科ジャケツイバラ亜科

インドネシアからの輸入木材

木材の重くて硬いさまが、まるで「鉄の刀のようだ」ということから「鉄刀木」の漢字が当てられる

唐木三木の1つ(コクタン、シタン、タガヤサン)

花は鮮黄色の五弁花

花が終わると長い莢に入った種子ができる

熱帯地方では庭木や街路樹としても用いられている

葉は長楕円形

 

プルーン

落葉小高木のプルーン

別名:ヨーロッパスモモ

バラ科サクラ属

初春にサクラに似た白い花を咲かす

緑色の若葉に花柄も緑色

白みがかった熟す前の実

果実は楕円形で綺麗な紫色をしています

日本でプルーンといえばドライフルーツのイメージが強い

製材した時の様子

知らなければ桜の木と見間違えるほど樹皮が似ている

 

プラム

落葉小高木のプラム

別名:セイヨウスモモ

バラ科サクラ属

南ヨーロッパで育った樹木

ヨーロッパで最も一般的に栽培されているプラ​​ムです

春先に白い花を咲かせます

シルキーオーク

常緑樹のシルキーオーク

別名:ハゴロモノキ

ヤマモガシカ科

産地はオーストラリア大陸東部

オークという名前がついているが、カシやナラのコナラ属ではない

柾目の板では、絹のような質感とナラの虎斑のような幅の広い淡色の帯(銀杢)が現れる

素晴らしい美しさを持つ樹で観賞用にもされている

花は歯ブラシのような形で光沢があり、黄色がかったオレンジ色している

樹皮は縦に割れ目が入る

 

チンチャン

落葉樹のチンチャン

別名:テチガイシタン(手違紫檀)

マメ科ツルサイカチ属

ミャンマータイラオスカンボジアベトナムで成育している

花は小さく白みがかった紫色です

果実は茶色の平らな鞘で、1〜2個の種子が含まれる