桂(カツラ)

落葉高木の桂(カツラ)

カツラ科カツラ属

11月7日の誕生日木(日本植木協会)

春の樹木

ペン体験で使っている木は北海道で伐採されました

4月中旬の樹に花が咲いていました

雌雄異株で写真左が雌花、右が雄花です

雌花は薄紅色の紐状、雄花は葉の付け根に薄紅色した円筒状を沢山つける

どちらも花弁も萼も無いため花に見えません

葉は特徴的な円いハート形

新緑の葉に光を通した樹を見上げると、その美しさに見入ってしまいます

9月中旬の少し色付いた樹木

落葉には衝撃を受けるほどの甘い香りが・・・綿アメのような〜キャラメルのようなぁ

いつまでも嗅ぎ続けたいステキな甘い香り!皆さんも一度鼻を近づけてみて下さい!

緑葉にはほとんど無く、黄葉、紅葉になるほど香りが強くなりますので、乾燥した落ち葉に🍂
桂の木材からは甘い香りはしません

木は木肌が緻密ですが柔らかく、彫刻刀での加工が容易で綺麗に仕上がるため木彫材として人気がある

 

栃、橡(トチノキ)

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

 

柚子(ユズ)

常緑小高木の柚子(ユズ)

ミカン科ミカン属

「12月22日」誕生日木(日本植木協会)

柚子の実・・・冬至に柚子風呂、ジャム、ジュースなどなど

1本の樹に沢山の実を付けます

12月の実の様子

枝の付け根には鋭く長い棘があり、葉柄に幅の広い翼がある

製材する前の木

ペン体験の柚子の樹は、教室の教室生徒さんのお友達が育てておられる樹で、兵庫県宍粟市で栽培されていた柚子の剪定木です

木は緻密で明るい緑みのある黄色

 

銀杏 (イチョウ)

落葉高木の銀杏 (イチョウ)

イチョウ科イチョウ属

11月16日の誕生日木(日本植木協会)

秋に一面黄色に染める美しい樹

街路樹で見かける機会も多い

現在イチョウ科の樹はこの木しかないため、メタセコイアと同じく「生きた化石植物」とされています

8月に撮影したギンナンの実は、まだ青々としていました

秋に収穫できる銀杏は秋の味覚の代表格

紅葉までは綺麗な緑色

扇形の葉は、秋に黄色に変化する

落葉は地面も黄色に染める

樹皮は淡灰褐色で縦に浅く割れ目が入る

巨木になると「垂乳根(たらちね)」「乳垂(ちだれ)」「気根(きこん)」という空中に根が伸びる。その乳房状の突起に縁起をかついで「母乳がよく出るように」「安産」などの信仰の対象になっています

「福定の大銀杏(宝泉寺)」

和歌山県田辺市にある推定樹齢400年の銀杏の樹

葉が散ると一面を黄色く染めます

 

木材は薄香の色で柔らかく均一であることから高級まな板に使われています

 

五葉松(ゴヨウマツ)姫子松(ヒメコマツ)

常緑針葉樹高木の「五葉松(ゴヨウマツ)姫子松(ヒメコマツ)」

マツ科マツ属

2月9日の誕生日木(日本植木協会)

京都府立植物園で撮影した樹木

五葉松は「縁起のよい木」として古くから親しまれてきました

厳しい環境への適応力が高く手入れも簡単なので、盆栽としても人気があります

黒松と赤松は、葉が2本ずつ束生する二葉松で、名前の通り「五葉松」は葉が5本ずつ束生します

 

山桜 (ヤマザクラ)

落葉高木の山桜 (ヤマザクラ)

バラ科サクラ属

4月11日の誕生日木(日本植木協会)

ペン体験の木は、兵庫県の山で腐って倒木の恐れがあり伐採された推定樹齢100年以上の山桜です

写真は京都府立植物園の山桜です

赤褐色の若葉と一緒に淡紅白色の花を咲かせます

4月下旬には小さな実が付いていました

葉は卵形あるいは長楕円形で、縁には鋭い鋸歯がある

秋には美しい紅葉も楽しませてくれる

12月に撮影した冬芽

樹皮は伝統工芸の「樺細工」で使われ、茶筒や小箱、煙草入れなどが作られている

木肌は緻密で褐色、ペン作り体験でも人気のある樹種の一つです

ペンの木を通して学んだおかげで少し桜の樹種が分かる様になり、桜を今まで以上に好きになりました

 

百日紅(サルスベリ)

落葉中高木の百日紅(サルスベリ)

ミソハギ科

8月17日の誕生日木(日本植木協会)

ペン体験で使う木は兵庫県の山で伐採されました

花を咲かせる夏

秋には紅葉し

冬には葉が全く無い状態に

幹がツルツルしていて木登りが得意な猿も登るのが難しいことから「サルスベリ」名付けられたとされています

木は緻密で硬く灰色がかったピンク色

職場近くの公園で百日紅が綺麗に開花していました

白、赤、ピンクなどのカラフルな花色

夏から秋にかけて開花しその期間が長いことから「百日紅」と名付けされたみたいです

漢字と読みで二つの意味合いがあるんですね

11月下旬の写真

黒色で球形の実を沢山付けていました

ペンを作らなかったら近場で毎年綺麗に花が咲いていても全く気にもかけていませんでした

 

10月5日の誕生日木「柿(カキ)」

誕生日木のご紹介(日本植木協会)

今回は10月5日の誕生日木「柿(カキ)」です。

柿といえば秋の味覚ですよねぇ

いつか渋柿と甘い柿の木にも違いがあるのか調べてみたい。

 

姥目樫(ウバメガシ)

常緑広葉樹の姥目樫(ウバメガシ)

ブナ科コナラ属

9月14日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う樹は兵庫県三田市の空き地で伐採されました

見つけたウバメガシの樹にはには、沢山のいろんな形のドングリが実っていてい不思議でした

ドングリは、うろこパンツの2年成

樹皮は縦に裂け目が入ります

職場近くの公園にも一本だけ植えられていました

葉は光沢がある楕円形

木は緻密で硬く、少し赤みを帯びた白色で全体に斑が入ります

高級炭の「備長炭」の材料になることで名前を知っている方も多いです

 

南京櫨(ナンキンハゼ)

落葉高木の南京櫨(ナンキンハゼ)

トウダイグサ科ナンキンハゼ属

10月3日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う樹は、兵庫に在る施設裏山の整備作業で伐採されました

寒くなって紅葉が進んだ樹は、黒い殻に覆われた果実がポップコーンの様に割れて白い果実が姿を表し、樹の周りを赤や黄色に色付いたハートの形の綺麗な落葉が、地面を鮮やかに染めていました

どんな土壌でも育ち、剪定にも強いことから街路樹としてよく植えられています

穂のような花が綺麗に咲き誇ります

夏の終わりに緑色の小さな実を付ける

木肌の色は利久色(暗い灰緑色)で硬くも柔らかくもなく削りやすい木です

硬く綺麗な白い種子はドライにしてリースやアレンジメントフラワーに大活躍してるみたいです