コノテガシワ

常緑針葉のコノテガシワ

ヒノキ科コノテガシワ属

2月14日の誕生日木(日本植木協会)

3月上旬に見付けた可愛い小さな花

特徴的な実は先端は 角状にとがってそり返る

写真は6月の実の様子

秋には褐色になり

割れて種を落とす

葉は平面状に並ぶのが特徴がある

この樹はマンションの庭木として植えられていました

庭木、生け垣、鉢植えなどでよく見かける

大木の樹皮は赤褐色で、縦に長く剥がれる

 

オリーブ

常緑高木のオリーブ

モクセイ科オリーブ属

体験できるオリーブの木は3種類です

イタリアオリーブ、アフリカオリーブ、庭木で育てられたオリーブ

イタリアとアフリカは、蜂蜜色に黒褐色から黒色の縞模様

庭木のオリーブは淡い白黄色で縞模様は入りません

オリーブオイルは、オリーブの果実から得られる植物油

ギリシャではオリーブオイルを「黄金の液体」と呼ぶ

写真は11月のオリーブで果実は熟すと緑色から黒紫色に

樹は住宅のシンボルツリーとして人気が高い

葉は全縁の楕円形で葉の表は濃い緑色で光沢があり裏面は銀白色

葉には豊富なポリフェノールが含まれていることからオリーブ茶に使われています

庭木の樹皮は、種類や樹齢によって全く違う

日本では小豆島のオリーブが有名

写真はイタリアオリーブの板とオリーブオイルと果実

 

捻木(ネジキ)

落葉小高木の捻木(ネジキ)

ツツジ科 ネジキ属

光沢のある赤い枝に真っ赤な冬芽が美しい
「日本三大美芽」の一つ

名前の由来は、写真の様に樹皮がねじれていることから

樹皮だけでなく材そのものもねじれているため、斧では簡単に割れない

六甲山で見付けたネジキの樹

夏の葉の様子

緑色の小さな実は上向きに付いています

 

冬青(ソヨゴ)

常緑小高木の冬青(ソヨゴ)

モチノキ科モチノキ属

11月25日の誕生日木(日本植木協会)

秋のソヨゴの樹には、長い花柄の先に小さな赤い果実がぶら下がっていました。波打つ葉の下に、チョコん、チョコんと、かわいいでしょ〜小さなさくらんぼみたいに

葉の特徴は、葉縁が波打ちます

この葉が風に「そよぐ」ことからソヨゴと名がついたそうです

樹皮は灰色で樹齢が増すと凹凸が現れる

 

林檎(リンゴ)ふじ

林檎(リンゴ)ふじ

バラ科リンゴ属

9月19日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使っている木は、山形県と長野県の果樹農園さんの「ふじ」の剪定木です

*下記で紹介する写真は、山形県で果物栽培されている「すとうフルーツファーム」さんに撮影して頂きました

日本で一番多く生産されている「ふじ」

太陽の光をふんだんに受けた表皮は、少し黄色が混ざっている赤色

枝一面に咲き誇る美しい白いリンゴの花

樹齢を重ねた樹皮は灰褐色で、果樹として栽培されているため収穫しやすいように背丈程度の高さに留め、写真の様に枝が横に伸びるように剪定をされています

木は緻密で白っぽく、旋盤で楽に加工できます

 

珊瑚樹(サンゴジュ)

常緑高木の珊瑚樹(サンゴジュ)

ガマヅミ科ガマヅミ属

10月23日の誕生日木(日本植木協会)

9月初旬、真赤な果実が葡萄の様に垂れ下がります

赤く熟す実を珊瑚に見立てて「珊瑚樹」と名付けされたみたいです

遠くから見ると樹全体が赤くなるほど実がいっぱいに

職場近くの公園に沢山のサンゴジュが植樹されています

光沢のある葉は長楕円形で全縁、または波状の鋸歯がある

1月に見付けた写真の葉は、なぜか?濃い鮮やかな緑と赤に変色していた

 

花水木(ハナミズキ)

落葉高木の花水木(ハナミズキ)

ミズキ科ミズキ属

4月30日の誕生日木(日本植木協会)

上向きに咲く薄紅色の可愛い花

他にも赤や白の花を咲かせます

四月下旬に満開になっていた街路樹のハナミズキ

ミズキ科の仲間でミズキより花が目立つことで「花ミズキ」

秋になると一斉に色好き始め赤く染まる紅葉に

葉は卵型で縁は全縁で少し波打つ

側脈が明瞭でこの仲間の特徴をよく示している

果実は楕円形で枝先に集まって付き秋に光沢のある深い紅色に熟します

花芽を残して落葉します

樹皮は灰黒色で網目状の裂けがある

四季折々に見所があり街路樹や公園樹としてよく見かける樹です

車輪梅(シャリンバイ)

常緑小高木の車輪梅(シャリンバイ)

バラ科シャリンバイ属

街中や公園で垣根として植樹されたものをよく目にします

奄美大島の伝統工芸品「大島紬」は、シャリンバイの樹皮で作った褐色染料が使われています

葉は長楕円形で厚く堅い

秋に撮影した樹には球形の果実が沢山実っていました

垣根のシャリンバイしか見たことがなかったので、大きな樹との出会いには驚かされました

樹脂は灰褐色で縦に波目が入る

 

樒(シキミ)

常緑小高木の樒(シキミ)

シキミ科シキミ属

3月下旬に白い花を咲かせます

下向きに咲く花は、樹を見上げると花がこちらを向いてくれます

実は有毒成分を含むため「悪しき実」とされ、これが訛ってシキミと呼ばれるようになりました

果実は熟すと裂けて種子を落とす

形状が中華料理で多用されるトウシキミの乾燥実(八角)に似ることから誤食されやすい

葉は表面に光沢があり、縁は全縁

緑で美しい葉を仏事に使うため、漢字にしたときに「佛(ほとけ)」が木編に付く

葉と葉の付け根に冬芽が付く

樹皮は暗灰褐色で浅く縦裂する

 

黐の木(モチノキ)

常緑高木の黐の木(モチノキ)

モチノキカ科モチノキ属

12月8日の誕生日木(日本植木協会)

この樹皮を削り取って鳥糯(とりもち)をつくるためモチノキと呼ばれるようになりました

10月上旬の実

12月中旬に公園で見付けた実

大きな丸い赤い実を沢山付けていました

1月中旬の花芽

日本庭園には欠かせない植木であり、「庭木の三大名木」とされる

*モチノキ、モッコク、モクセイ