南京櫨(ナンキンハゼ)

落葉高木の南京櫨(ナンキンハゼ)

トウダイグサ科ナンキンハゼ属

10月3日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う樹は、兵庫に在る施設裏山の整備作業で伐採されました

寒くなって紅葉が進んだ樹は、黒い殻に覆われた果実がポップコーンの様に割れて白い果実が姿を表し、樹の周りを赤や黄色に色付いたハートの形の綺麗な落葉が、地面を鮮やかに染めていました

どんな土壌でも育ち、剪定にも強いことから街路樹としてよく植えられています

穂のような花が綺麗に咲き誇ります

夏の終わりに緑色の小さな実を付ける

木肌の色は利久色(暗い灰緑色)で硬くも柔らかくもなく削りやすい木です

硬く綺麗な白い種子はドライにしてリースやアレンジメントフラワーに大活躍してるみたいです

 

柞の木(イスノキ)

常緑高木「柞の木(イスノキ)」

マンサク科

花は雌雄同株で花弁(花びら)がありません

丸いのが雄花、右写真二股状に伸びたものが雌しべです

3月下旬に米粒大の紅色をした花を咲かせます

ボールペンで使う木は南九州で伐採されたものです

樹皮は暗灰色で 老木は鱗片状に剥がれる

葉は長楕円形で縁は全縁

木は緻密で非常に硬く、国産材には珍しい濃い茶色をしており、比重が1前後で使った木は水に沈みました

硬さと木肌の美しさから三味線の棹や高級な木刀、そろばん、拍子木などに使われています

 

栴檀(センダン)

落葉高木の「栴檀(センダン)」

センダンセンダン

「5月22日」の誕生日木(日本植木協会)

職場近くのセンダンの樹

樹皮は紫黒褐色で縦に裂ける

葉には鈍い鋸歯がある

5月下旬から6月初旬、紫色の小さな花が沢山咲きます

樹木全体に沢山の実を付ける姿が、数珠がたくさんあるように見え「千珠」と呼ばれ、その呼び名が変化して「センダン」となったみたいです

最近、杉や桧に代わって早生樹のセンダンを植林する取組みが九州や近畿で広がっており、教室でも家具として近年使うようになりました

ことわざ「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は、白檀(ビャクダン)のことで、初めてこのことわざの意味を知った時は不思議だったんですが白檀で意味が分かりました

 

黒檀(コクタン)

落葉高木の黒檀

別名:縞黒檀(シマコクタン)

カキノキ科

インドネシアからの輸入材

唐木三木の1つ(コクタン、シタン、タガヤサン)

材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列して縞模様になる希少材

キングウッド

広葉樹のキングウッド

マメ科サイカチ属

ブラジルからの輸入材

キングウッドはその名の通り木材の王様

フランスのルイ14世、15世の時代、そして英国家具の歴史に必要不可欠な木材であった

材は光沢があり黒、赤紫黒色、赤紫褐色、時に黄金色の縞模様や筋が入る。濃い赤紫褐色は徐々に黒色に変化する

 

イエローハート

広葉樹のイエローハート

別名:パウアマレロ

ミカン科

ブラジルからの輸入材

木材は鮮やかな黄色で表面が空気に長い間さらされると濃色になって行く

 

アフリカンブラックウッド

広葉樹のアフリカンブラックウッド

別名:グラナディラ

マメ科サイカチ属

アフリカの樹木

希少価値があるため高値で取引される

丸太を輪切りにすると辺材が黄白色で、心材は暗紫褐色から漆黒ではっきり区別できます。ペン材料として使う心材の木質は、緻密で硬く磨けば光沢のある仕上がりになります。

非常に似ている黒檀はカキノキ科でアフリカンブラックウッドはマメ科でローズウッドの仲間です。この木と初めての出会いは、木製リコーダーを製作されついる会社でグラナディラの名称でした

鉄刀木(タガヤサン)

広葉樹の鉄刀木(タガヤサン)

マメ科ジャケツイバラ亜科

インドネシアからの輸入木材

木材の重くて硬いさまが、まるで「鉄の刀のようだ」ということから「鉄刀木」の漢字が当てられる

唐木三木の1つ(コクタン、シタン、タガヤサン)

花は鮮黄色の五弁花

花が終わると長い莢に入った種子ができる

熱帯地方では庭木や街路樹としても用いられている

葉は長楕円形

 

紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)

広葉樹の紫鉄刀木(ムラサキタガヤサン)

マメ科ジャケツイバラ亜科

タイ・ミャンマーからの輸入木材

ムラサキタガヤサンはタガヤサンより深い紫色になります

木材の重くて硬いさまが、まるで「鉄の刀のようだ」ということから「鉄刀木」の漢字が当てられる

花は鮮黄色の五弁花

花が終わると長い莢に入った種子ができる

熱帯地方では庭木や街路樹としても用いられている

葉は長楕円形

紫檀(シタン)

広葉樹の紫檀(シタン)

別名:ローズウッド

マメ科ツルサイカチ属

ベトナム・ラオスからの輸入木材

唐木三木の1つ(シタン、コクタン、タガヤサン)

伐採した木材からバラのような香りがあることから、ローズウッドの名前に

辺材は白っぽい淡色、心材は赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色

赤紫褐色から黒紫色の縞模様をもつ

莢に入った種子を付ける