ブラックラインシラカシ

常緑高木の白樫(シラカシ)

ブナ科コナラ属

11月23日の誕生日木(日本植木協会)

黒いラインが3本入ったシラカシの板

この色は腐朽菌の感染と戦った痕跡だと言われています

一般的なシラカシの木には入らない珍しい樹の生きた証です

樹皮は灰黒色で別名「クロガシ」と言われている

葉は硬く小さなギザギザがある

夏の終わりの撮影で、まだまだ小さいドングリがですが帽子にはシラカシの特徴の縞模様が刻まれていました

シラカシは受粉した年にドングリが熟す1年成です

木は白味の強くカシ類に特徴的なゴマのような模様(カシ目)の放射組織があります

国産木材の中で重硬で強靭なものの一つで、木工道具の鉋台やノミの柄などに使われています

ビーフウッド

低木のビーフウッド

別名:ウエスタンビーフウッド、ビーフオーク

ヤマモガシ科

オーストラリアに自生する樹木

この木と初めて出会ったときは、霜降り牛肉にしか見えませんでした

木とは思えない木目とピッタリの名前!一度聴いたら忘れません

赤い砂で育つ樹

8月から12月に円筒型の黄色い花を咲かせます

板屋楓瘤

落葉高木の板屋楓(イタヤカエデ)

板屋楓瘤(イタヤカエデバール)

ムクロジカ科カエデ属

10月15日の誕生日木(日本植木協会)

イタヤカエデのバール部分を切断した断面です

バールとは、木のこぶの部分のことです。公園や森を散策していて、木の根元や幹の部分が不自然に膨らんだこぶを見かけたことがあると思います

唯一無二のバールはその美しさを珍重されている

樹皮は暗灰色で、縦縞の模様がわずかにあり、老木になると浅く裂けます

特徴的な大きな葉っぱ

板屋楓の樹液は煮詰めると、甘いシロップになります「メープルシロップ」

 

栃縮杢(トチチヂミモク)

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

栃縮杢(トチチヂミモク)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

ローステッドカーリートチ

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

ローステッドカーリートチ(縮杢の入った栃を蒸し焼きにした木)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

写真左がローストした栃、右がローストしていない栃

縮杢の入った栃の板を特殊な大型機械で長時間かけて蒸し焼きにしたものです

こうすることで色合いと光沢が大きく変わり魅力的な材に変化します

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

榎(エノキ)

落葉高木の榎(エノキ)

ニレ科エノキ属

8月23日の誕生日木(日本植木協会)

古くから人の生活の近くにある樹で、公園や神社で普通に見ることができる

エノキは「縁」に通じることから「縁結びの木」あるいは「縁切りの木」と言われている

エノキに願をかけ縁を結び、縁を切りたい時は、人知れずエノキの葉を食べる

「縁の木」として御神木とする所もある

樹皮は灰色で小さな皮目が多くザラザラしている

10月頃に赤褐色の実を熟す

葉は卵型で縁の上部にだけ鋸歯がある。

エノキの特長として葉の基部から出る3脈が目立つ

綺麗に黄葉し落葉する

落葉したエノキの巨木

 

ユーカリノキ

常緑高木のユーカリノキ

別名:ユーカリ

フトモモ科ユーカリ属

世界最大級の高木になる樹種

植物園で見付けたユーカリの樹

11月の樹の様子

樹皮は巨木になると写真のように紐状に剥離する

スーと捲れる様に長く剥がれる

剥がれた後には白い幹が現れる

オーストラリアではコアラの主食としてお馴染みの葉

全縁の葉は披針形で葉先が鋭く尖り反る