譲葉(ユズリハ)

常緑高木の譲葉(ユズリハ)

ユズリハ科ユズリハ属

1月3日の誕生日木(日本植木協会)

葉は狭長楕円形で革質で全縁。表面は深緑色で裏面は白っぽい

古い葉は、春の若葉が出るころに垂れ下がり散る。この対照が代をゆずるように見える「若葉に譲る」ことが和名の由来

そのため古くから子孫繁栄を象徴する縁起の良い樹とされ、正月飾りに使われる

葉柄は赤味を帯びる

卵型の冬芽

4月下旬の写真で、雌雄異株で全く表情が違う

写真上は雄花の赤紫色の蕾と写真下の雌花

公園で見つけた樹

樹皮は灰褐色で滑らか

 

花梨(カリン)

落葉高木の花梨(カリン)

バラ科カリン属

11月4日の誕生日木(日本植木協会)

名前から、お金を「借りん」と縁起が良い樹

写真は11月上旬のカリンの実

黄色い実からはなんとも言えないこうばしい香りがします

樹の近くを通ると香りでもカリンだと分かります

樹は花も実を楽しめるのに加えて、縁起物として庭木にされている

実は堅くて生では食べれません

カリン酒、ジャム、砂糖や蜂蜜漬けにして食べられています

のど飴の材料としてもよく知られている

部屋に置いて香りを楽しむ人も多いです

3月下旬の樹には、赤紅色をした目立つ沢山の蕾を付け

4月上旬には薄ピンク色の5弁の花を咲かせる

樹皮は鱗片状に剥がれ、緑、橙、褐色の印象的な斑模様

葉は卵型で堅く光沢があり、縁に硬い鋸刃が付いている

 

いろは紅葉

常緑高木のいろは紅葉(イロハモミジ)

ムクロジ科カエデ属

11月1日の誕生日木(日本植木協会)

紅葉の王様・紅葉の代表

日本の秋を象徴する樹

春を迎えた3月下旬の伸びた新芽と蕾の写真

4月~5月に掛けて、赤い小さな花を垂れ下がるように咲かせます

8月の青々とした葉

儚く散りゆく前に、最高の美しさに染まる秋

11月中旬の赤く染まった葉

葉の切り込みが5〜9と奇数の切り込みで

それをイロハニホヘト〜♪と数えたことからこの名前がついた

落葉した葉は地面も赤く染めほど美しい

樹皮は平滑で少し縦縞模様が入る淡灰褐色

 

朴(ホオ)

落葉高木の朴(ホオ)

モクレン科

6月28日の誕生日木(日本植木協会)

名前は、大きな葉を使って食べ物を包んだことから、「包(ホウ)」の転化が由来とも

特徴的な大きな花と葉

山に詳しい方に案内してもらい朴の花を探して里山へ

時期が合ってなかったり、樹の高い場所に花が咲くので写真が撮れなかったり苦労しましたが‥最後の最後に一輪だけ小さな樹に綺麗な花が咲いていて撮影できました。諦めていたので出会った時の嬉しさと、初めて見る大きな花に感動しっぱなしでした

大きな葉は飛騨高山の郷土料理「朴葉味噌」、美濃を代表するお菓子「朴葉餅」に使われています

木は加工は容易で木材では珍しい緑を含む緑灰色に仕上がります