百合の木(ユリノキ)

落葉高木の百合の木(ユリノキ)

別名:イエローポプラ、チューリップツリー、ハンテンボク

モクレン科 ユリノキ属

5月30日の誕生日木(日本植木協会)

北アメリカ原産の樹木

緑が美しい8月の樹

街路樹や公園樹として植栽されています

葉を落とした1月の樹

樹はまっすぐに伸びます

20㎝を超える大きな独特の形をした葉

形を袢纏に見立てハンテンボクの名も付けられました

落ち葉もビッグサイズ

花を横から見た時にチューリプのようにみえることからチューリップツリーに

大形の花はたくさんの蜜を出すことから、養蜂家に「黄金の木」と賞賛され、ユリノキ蜜は「黄金蜂蜜」などの名称で呼ばれている

実は冬の間も残る

樹皮は黒褐色に変わり、特徴のある波打つ模様が現れる

 

木蓮(モクレン)

落葉小高木の木蓮(モクレン)

別名:シモクレン(紫木蓮)、モクレンゲ

モクレン科 モクレン属

4月12日の誕生日木(日本植木協会)

名前の由来は、蓮の花に形が似ている木であることから「木蓮」となった

花の色が白い「白木蓮(ハクモクレン)」紫色の「紫木蓮(シモクレン)」

春に上向きに目立つ大きな美しい花を咲かせる

街路樹や公園樹としても植樹されており

春を感じさせてくれる花の一つ

大きな葉は全縁で黄葉する

花芽は大きく寝た長い毛が密生する

落葉した1月の樹

樹皮は灰白色でなめらか

 

円ら椎(ツブラジイ)

常緑高木の円ら椎(ツブラジイ)

別名:コジイ(小椎)

ブナ科シイ属

子供の頃に遊んだ森には無かった殻の中にドングリが入っている樹

開花から一年半の月日をかけて翌年な秋に熟し殻を割ってドングリが現れます

ドングリは小粒でまん丸で多くは光沢のある黒~黒褐色

ドングリが小さいことから「コジイ」とも呼ばれます

樹皮は灰黒色でなめらかでふつう割れ目はできない

樹が成熟すると割れ目が入る

葉は光沢があり裏側が白っぽく先端が細く尖る

 

粗樫(アラカシ)

常緑高木の粗樫(アラカシ)

別名:ボウガシ

ブナ科コナラ属

どんぐりは1年成のシマシマパンツで樽のような形状が多い

冬になっても落果させない個体もある

枝の先端に集まった冬芽と、どんぐり

アラカシの樹は関西に多い

樹皮は暗灰色で滑らか。老木では縦に深く窪み浅い割れ目が入る

葉は長楕円形で先は尾状に尖る。縁は上半分に粗い鋸歯がある

表面は濃い緑色ではっきりした葉脈を持つ

 

裏白樫(ウラジロガシ)

常緑高木の裏白樫(ウラジロガシ)

別名:ウラシロガシ

ブナ科コナラ属

2年成でシマシマパンツのドングリがなる樹

葉は長楕円形で先端はするどく尖る。縁は波打ち浅く鋭い鋸歯がある

葉の裏面が白っぽいため「裏白樫」の名前が付いた

樹皮は灰褐色~黒褐色で滑らか

 

針桐(ハリギリ)

落葉高木の針桐(ハリギリ)

別名:栓の木(センノキ)、栓(セン)

ウコギ科 ハリギリ属

木材としては一般的に「センノキ」と呼ばれている

ハリギリの名で板を探すのは難しい

キリに似て枝や幹に棘が多いためハリギリの名前に

葉がキリに似ている

大きな葉の縁は5~9に裂け縁には細鋸歯がある

黄葉した葉

天狗の団扇のような形をしていることから「テングウチワ」と呼ばれることもある

樹皮は灰褐色で、老木になると黒褐色になる。深く縦に裂け目が入る

木目はケヤキに似て美しく、別名をニセケヤキと呼ばれる

 

ホリー

常緑低木のホリー

別名:コモンホリー、西洋柊(セイヨウヒイラギ)

モチノキ科 モチノキ属

ヨ-ロッパ 原産の樹

ケルト人の聖木で魔除に使われている

普通は低木ですが、自生地では高木になります

葉は縁に棘のある楕円形が互生し、雌雄異株です

11月頃には球形の果実が赤く熟します。「クリスマスホーリー」とも呼ばれ、クリスマスの飾りに使われます

 

マンゴー

常緑高木のマンゴー

ウルシ科 マンゴー属

原産地はインドからインドシナ半島周辺と推定されている

インド果樹園の剪定木

果肉は黄橙色をしていて多汁で特有の香りと濃厚な甘味が楽しめます

生食はもちろんですが、マンゴーを使ったプリン、ケーキ、アイスクリームなどの加工品も人気があります

現在では500以上の品種が栽培されている

インドは世界最大のマンゴー生産国

年間収穫量は約160万トンで世界各国に輸出されています

3月から5月にかけて実り始め7月頃に終わる

 

黒灰(クロバイ)

常緑小高木の黒灰(クロバイ)

別名:トチシバ,ソメシバ

ハイノキ科 ハイノキ属

1月の樹木

高い部分にしか枝葉が無く写真を撮れませんでした

ハイノキ科の多くはアルミニウムを含む

そのため燃やした灰を染色の媒染剤に用いられることから「灰の木」と呼ばれる

樹皮は灰色で小さな点々がある

 

ダグラスファー

常緑針葉樹のダグラスファー

別名:米松(ベイマツ)、アメリカトガサワラ

マツ科トガサワラ属

カナダ、アメリカ合衆国本土にかけての北米大陸太平洋岸に分布する

北米からの輸入木材

神戸市立森林植物園で見ることができる

ベイマツという名前ですが、アカマツやクロマツなどと同じマツ属の樹木ではなく、トガサワラ属に属する

樹皮は灰色で縦方向の裂け目があり鱗状に剥がれる