セコイア

常緑針葉樹のセコイア

別名:セコイアメスギ、セコイアスギ、レッドウッド

バール=コブ

セコイア木材のコブ:バボナバール、レッドウッドバール

ヒノキ科セコイア属

アメリカ合衆国西海岸の沿岸一帯に自生する

高さ100m近くにもなる世界有数の大高木

バボナバール→ドイツからの輸入材

レッドウッドバール→アメリカからの輸入材

セコイアは樹高世界1位から3位までを独占する

樹齢2200年のものが現在知られる最高齢である

バールとは、木のこぶの部分のことです。公園や森を散策していて、木の根元や幹の部分が不自然に膨らんだこぶを見かけたことがあると思います

唯一無二のバールはその美しさを珍重されている

セコイアのコブの樹

神戸市立森林植物園でセコイアメスギを見ることができます

 

屋久杉(ヤクスギ)

常緑針葉樹の屋久杉(ヤクスギ)

スギ科スギ属

屋久島で自生する杉の中で、樹齢1000年以上のものだけが『屋久杉』と呼ばれています

若い屋久杉は「小杉」と 呼ばれています

「屋久杉」は、人間が手をつける以前に誕生したものといえます

現在、自然保護のために屋久杉の伐採は禁じられているので、今市場に出ているものは昔切られた原木や台風などで倒れた木などで、大変希少価値の高い木材と言えます

長い年月を生き抜いた屋久杉の生命力は「長寿」の代名詞となっており、厄が過ぎる「厄過ぎ」という語呂の良さもあって縁起物として喜ばれています

木目が大変美しいのも、屋久杉の魅力の一つです

樹脂分が非常に多く、成長が遅いため年輪幅は狭く木目が詰っている

 

サンダラック

常緑針葉樹のサンダラック

別名:テトラクリニス

ヒノキ科

体験材料はサンダラックバール(こぶ)の部分

モロッコ、チュニジア、アルジェリアに自生する

樹脂分が多く香りが強い

バールとは、木のこぶの部分のことです。公園や森を散策していて、木の根元や幹の部分が不自然に膨らんだこぶを見かけたことがあると思います

唯一無二のバールはその美しさを珍重されている

 

アフリカンパドウク

広葉樹のアフリカンパドウク

木材名:パドック、パドウク

マメ科

ナイジェリア南東部からコンゴ民主共和国東部原産

心材は血のような鮮紅色をしており、時間とともに赤い縞の入った暗紫褐色になる

斬ると赤いガム(樹液)が豊富に染み出します

芯材はアフリカで布、繊維、衣服の赤い着色染料として使用されている

コンゴ民主共和国では、赤い木粉に油を混ぜて作られたものがボディ化粧品として広く使われています

花は明るい黄色またはオレンジイエロー

種子は平らで茶色から黒に変わります

葉は卵形から楕円形で革のように滑らか

 

ハワイアン・コア

広葉樹のハワイアン・コア

マメ科アカシア属

ハワイ諸島だけに分布生育する固有種

ハワイでは昔から「神の宿る木」と呼ばれて大変重宝されてきました

ウクレレに使われる材として最も人気の高い木材

現在、環境保全のため国有地でのハワイアンコアの伐採は禁止されています

マメ科の特徴でもある種子のさや

ハワイ諸島の6つの島で発生する優勢な固有樹であることが知られています

 

ゼブラウッド

広葉樹のゼブラウッド

別名:ゼブラノ、ジンガナ

マメ科

西アフリカ海岸の極めて限られた場所で育つ樹

表情は珍しい黒白のシマウマ状の縞模様を持つ木

日本に流入当時は、洋服ダンスの表面を飾る化粧板として大流行を引き起こしました

リグナムバイタ

広葉樹のリグナムバイタ

ハマビシ科ユソウボク属

メキシコ原産

バハマの国の木でもあり、ジャマイカの国花

同じハマビシ科のパロサントと材質がよく似ており、ともに緑壇と呼ばれる

市場に流通する木材の中でもっとも堅く重い木材として知られる

木材中に25%前後の多量の樹脂を含むため油状の感触と香りを持つ

加工時は写真右の茶褐色→空気や光に触れるとにより写真左の濃緑褐色への変化する

樹脂が薬効を有していると信じられていた事から、ラテン語で「生命の木」を意味する

春に美しい鮮やかな紫色の花を咲かせる

夏に黄色からオレンジ色の果実を付ける

葉は全縁の卵形から楕円形

 

パロサント

広葉樹のパロサント

ハマビシ科

パラグアイ原産

同じハマビシ科のリグナムバイタと材質がよく似ており、ともに緑壇と呼ばれる

材は非常に重く、非常に硬い、耐久性もある

木材中に15%前後の多くの樹脂と精油物質を含み、気持ちよい香りがある

加工時は写真右の茶褐色→空気や光に触れるとにより写真左の濃緑褐色への変化する

*写真はリグナムバイタの変色の様子です。パロサントは緑がもっと濃くなります

 

 

パロサント

広葉樹のパロサント

別名:ホーリーウッド、ブルセラグラベオレンス

カンラン科

ペルー、エクアドル原産

ラテンアメリカの先住民や南米では古代から魔よけの儀式などに使う特別な香木

火を近づけると簡単に着火し優しい香りが広がります

木は油分を豊富に含み、濃厚な芳香があるのが特徴です

2006年には伐採を禁止し、自然に枯れ落ちたものだけが収穫可能

 

白檀(ビャクダン)

常緑樹の白檀(ビャクダン)

ビャクダン科の半寄生の熱帯性常緑樹

インド原産

沈香と並んで有名な貴重な香木の一つ

インド政府が植林や伐採、販売を管理し50g以上の材は輸出禁止

春に濃い紫色の小さな花を咲かす

白檀独特の香りが生れるのには、50年以上の歳月がかかると言われている

甘く爽やかな香りは人の心を和らげる