黒柿(クロガキ)

落葉高木の柿(カキ)

カキノキ科カキ属 フルーツウッド

10月5日の誕生日木(日本植木協会)

柿の古木で見つかる大変珍しい神秘の銘木(黒柿)

柿の木に黒色の縞模様があることが稀にあり、そうした材を黒柿(クロガキ)と言う

黒一色だけでなく墨で描いたような様々な紋様が現れ、その魅力に心奪われます

正倉院の宝物でもこの黒柿が沢山つかわれています

黒柿と柿のボールペンと木を並べてみました

地元では田んぼの近くに残っている樹は柿でした

果実を取るために伐らずに残されています

二種類の柿の葉

郷土料理「柿の葉寿司」酢飯と鯖や鮭などの切り身を合わせ、柿の葉で包んだ寿司があります

お盆の時期の柿の実

先が尖がって細長いから渋柿だと思います

秋には皆さんよく知るオレンジ色に熟した柿の実に

バリバリノキ

常緑高木のバリバリノキ

別名:アオカゴノキ

クスノキ科カゴノキ属

一度聴いたら忘れられない名前

風で葉と葉が擦れる音から名が付いた説と、枝や葉に油分が多くよく燃えるからという説がある

樹皮は灰色で平滑

全縁の葉は光沢がある披針形で先端が鋭く尖る。枝の先端部分に集まって付く

 

水楢(ミズナラ)

落葉高木の水楢(ミズナラ)

別名:オオナラ

ブナ科コナラ属

鱗パンツで大きめの1年成ドングリが実る

枝先に集まる葉は、葉柄は無く卵状長楕円形で縁には大型の鋸歯がある

樹皮は灰褐色で、縦に不規則な裂け目が入り薄片状に剥がれる

幹や枝に含まれる水分が多く、燃えにくいことから水+楢でミズナラに

丸太見本

椋の木(ムクノキ)

落葉高木の椋の木(ムクノキ)

別名:椋(ムク)

ニレ科ムクノキ属

ケヤキやエノキの仲間で身近に出会える

公園で見付けた樹

大木を見かけることも多い

樹皮は灰淡褐色で縦に小さい皮目が入る

老木は割れて短冊状の薄片となり剥がれて落ちる

葉は卵状長楕円形で葉先が尖り、縁に鋭鋸歯がある

昔、木工ではムクの葉を乾燥させて紙やすりとして使っていた

9月下旬の球形で緑色の実。熟すと黒くなる

 

樅(モミ)

常緑高木の樅(モミ)

ツバキ科ナツツバキ属

12月24日の誕生日木(日本植木協会)

日本ではクリスマスツリーというとモミを思い浮かべる人が多いが、ヨーロッパで使われる木は一般的にトウヒである

植物園で11月下旬に出会ったモミです。緑ではなく色が変わっていてツリーの様に綺麗でした

樹皮は壮齢で灰色、老木で暗灰色になり鱗片状に浅く割れて剥げる

葉は密生し、基部は細く丸い葉痕でらせん状に着く

ウラジロモミは葉裏が白く目立つ

ウラジロモミのクリスマスツリー

 

パープルハート

広葉樹のパープルハート

マメ科

ブラジルからの輸入木材

ペン体験で圧倒的一番人気の木材!!

天然の紫色に仕上がる樹種は日本でこの木しかありません

お客様が体験で制作された濃く美しい紫色の万年筆

ペンを作られてから一ヶ月が過ぎた姿です

旋盤で削り完成した時は茶色に近い色ですが

空気にふれると、濃い紫色または紫色になります

本当に不思議な樹です

 

プルーン

落葉小高木のプルーン

別名:ヨーロッパスモモ

バラ科サクラ属

初春にサクラに似た白い花を咲かす

緑色の若葉に花柄も緑色

白みがかった熟す前の実

果実は楕円形で綺麗な紫色をしています

日本でプルーンといえばドライフルーツのイメージが強い

製材した時の様子

知らなければ桜の木と見間違えるほど樹皮が似ている

 

プラム

落葉小高木のプラム

別名:セイヨウスモモ

バラ科サクラ属

南ヨーロッパで育った樹木

ヨーロッパで最も一般的に栽培されているプラ​​ムです

春先に白い花を咲かせます

オーストラリアブラックウッド

広葉樹のオーストラリアブラックウッド

別名:タスマニアブラックウッド

マメ科アカシア属

タスマニアとオーストラリア東部原産

写真のような茶色がかった豆科をぶら下げます

小さな白色の花を咲かせる

マリー

広葉樹のマリー

別名:ポートグレゴリーガム、レッドガム

フトモモ科

オーストラリア西部原産

赤みがかったガム(キノ)樹液を染み出させる

樹皮は粗く茶色から灰色がかっています

壷の形をしたナッツは、一般的にホンキーナッツと呼ばれています