常緑低木の苗代茱萸(ナワシログミ)
別名:トキワグミ
グミ科グミ属
苗代(田んぼに植える稲の苗を育てる場所)をつくる時期5月~6月に実が熟すためこの名前が付いた
3月下旬の樹には緑色の小さな実がなっていました
葉は革質の長楕円形。縁は鋸葉でやや内側に曲がる
樹皮はなめらかで皮目が点在する。樹はあまり太くならない
材は緻密で粘りがあり、玄能やノミの柄に使われる
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常緑低木の苗代茱萸(ナワシログミ)
別名:トキワグミ
グミ科グミ属
苗代(田んぼに植える稲の苗を育てる場所)をつくる時期5月~6月に実が熟すためこの名前が付いた
3月下旬の樹には緑色の小さな実がなっていました
葉は革質の長楕円形。縁は鋸葉でやや内側に曲がる
樹皮はなめらかで皮目が点在する。樹はあまり太くならない
材は緻密で粘りがあり、玄能やノミの柄に使われる
落葉高木のサイカチ
別名:カワラフジノキ
マメ科サイカチ属
9月25日の誕生日木(日本植木協会)
大型のマメができることでも知られている樹
マメ果は大きいもので30cmにもなり、ねじれたサヤが多数ぶら下がる
実にはサポニンの物質が含まれていることから、昔は洗濯石鹸として使われていた
幹には鋭く長い棘がある。棘は枝が変化してでいたもので成長に伴って分岐する
老木になると棘は無くなる
落葉した1月の樹木
常緑低木の馬酔木(アセビ)
ツツジ科アセビ属
3月9日の誕生日木(日本植木協会)
1月下旬に見つけた満開の樹
名前が万葉集にも登場するほど古くから親しまれている樹
樹には鈴なりに花が咲いていました
下向きに咲く小さな白い壺状の花
写真は1月中旬の大きくなった蕾
自生するアセビの花色は白ですが、公園で見付けた樹は薄紅色のものでした
樹には小さな蕾がいっぱい
満開に咲いた薄紅色の花。2月下旬の写真
枝の先に集まって互生する葉は、縁に荒く小さい鋸歯がある
樹皮は縦に細かく裂ける
樹齢を重ねた幹はネジキと同じようにねじれる特徴がある
落葉高木の木大角豆(キササゲ)
別名:アズサ
ノウゼンカズラ科 キササゲ属
9月23日の誕生日木(日本植木協会)
果実が豆のササゲに似ていることからキササゲと名付けられた
豆のササゲに似た長さ30cmにもなる細長い果実が特徴
花は内側に暗紫色の斑点のある白色の花を咲かす
1月中旬の樹
この実は冬の間も樹に残る
樹皮は灰褐色で、縦に浅く裂ける
常緑小高木の犬黄楊(イヌツゲ)
モチノキ科 モチノキ属
黄楊・柘植(ツゲ科ツゲ属)とは類縁関係がない
ここまで大きなイヌツゲの樹はめったに出会えない
1月下旬には、熟した黒く丸い実がたわわに実っていました
小さな葉が密に生える日本庭園や生垣でおなじみの樹
刈り込みにも強いため、玉散らし仕立てや球形仕立てなど、さまざまな樹形を楽しむことができる
雄株と雌株に分かれる雌雄異株
葉は小さな楕円形で縁に鋸葉がある
木材もツゲとは全く違います
常緑高木の円ら椎(ツブラジイ)
別名:コジイ(小椎)
ブナ科シイ属
子供の頃に遊んだ森には無かった殻の中にドングリが入っている樹
開花から一年半の月日をかけて翌年な秋に熟し殻を割ってドングリが現れます
ドングリは小粒でまん丸で多くは光沢のある黒~黒褐色
ドングリが小さいことから「コジイ」とも呼ばれます
樹皮は灰黒色でなめらかでふつう割れ目はできない
樹が成熟すると割れ目が入る
葉は光沢があり裏側が白っぽく先端が細く尖る
常緑高木の粗樫(アラカシ)
別名:ボウガシ
ブナ科コナラ属
どんぐりは1年成のシマシマパンツで樽のような形状が多い
冬になっても落果させない個体もある
枝の先端に集まった冬芽と、どんぐり
アラカシの樹は関西に多い
樹皮は暗灰色で滑らか。老木では縦に深く窪み浅い割れ目が入る
葉は長楕円形で先は尾状に尖る。縁は上半分に粗い鋸歯がある
表面は濃い緑色ではっきりした葉脈を持つ
常緑高木の裏白樫(ウラジロガシ)
別名:ウラシロガシ
ブナ科コナラ属
2年成でシマシマパンツのドングリがなる樹
葉は長楕円形で先端はするどく尖る。縁は波打ち浅く鋭い鋸歯がある
葉の裏面が白っぽいため「裏白樫」の名前が付いた
樹皮は灰褐色~黒褐色で滑らか
落葉高木の針桐(ハリギリ)
別名:栓の木(センノキ)、栓(セン)
ウコギ科 ハリギリ属
木材としては一般的に「センノキ」と呼ばれている
ハリギリの名で板を探すのは難しい
キリに似て枝や幹に棘が多いためハリギリの名前に
葉がキリに似ている
大きな葉の縁は5~9に裂け縁には細鋸歯がある
黄葉した葉
天狗の団扇のような形をしていることから「テングウチワ」と呼ばれることもある
樹皮は灰褐色で、老木になると黒褐色になる。深く縦に裂け目が入る
木目はケヤキに似て美しく、別名をニセケヤキと呼ばれる
常緑小高木の黒灰(クロバイ)
別名:トチシバ,ソメシバ
ハイノキ科 ハイノキ属
1月の樹木
高い部分にしか枝葉が無く写真を撮れませんでした
ハイノキ科の多くはアルミニウムを含む
そのため燃やした灰を染色の媒染剤に用いられることから「灰の木」と呼ばれる
樹皮は灰色で小さな点々がある