ウエスタンレッドシダー

常緑針葉需のウエスタンレッドシダー

別名:米杉(ベイスギ)、アメリカネズコ

ヒノキ科クロベ属

アラスカ、カナダ、アメリカ合衆国本土にかけての北米大陸太平洋岸に分布する

*アメリカスギのセコイアは別種です

カナダ太平洋沿岸北西部では「生命の木」として先住民に崇拝されています

材が赤みのある色合いのため、日本では「米杉」と呼ばれますが、ヒノキ科でクロベ(ネズコ)属の樹です

*杉はヒノキ科スギ属

葉は鱗片状で芳香があります

樹皮は繊維状で縦方向に裂け目がある

 

ローソンヒノキ

針葉樹のローソンヒノキ

別名:ベイヒ

ヒノキ科ヒノキ属

米国オレゴン州の太平洋沿岸に自生する

日本の檜とはまた違った強めのいい香りがする

多くの栽培品種が観賞用として世界中に広がっている

樹皮は灰褐色で縦に長く裂ける

球果は、球形で緑色から赤褐色に変化します

葉は「サワラ」に似た柔らかい鱗葉で垂れ下がる

葉裏には白色の気孔帯がX字型にある

神戸市立森林植物園で樹を見ることができる

 

苗代茱萸(ナワシログミ)

常緑低木の苗代茱萸(ナワシログミ)

別名:トキワグミ

グミ科グミ属

苗代(田んぼに植える稲の苗を育てる場所)をつくる時期5月~6月に実が熟すためこの名前が付いた

3月下旬の樹には緑色の小さな実がなっていました

葉は革質の長楕円形。縁は鋸葉でやや内側に曲がる

樹皮はなめらかで皮目が点在する。樹はあまり太くならない

材は緻密で粘りがあり、玄能やノミの柄に使われる

 

サイカチ

落葉高木のサイカチ

別名:カワラフジノキ

マメ科サイカチ属

9月25日の誕生日木(日本植木協会)

大型のマメができることでも知られている樹

マメ果は大きいもので30cmにもなり、ねじれたサヤが多数ぶら下がる

実にはサポニンの物質が含まれていることから、昔は洗濯石鹸として使われていた

幹には鋭く長い棘がある。棘は枝が変化してでいたもので成長に伴って分岐する

老木になると棘は無くなる

落葉した1月の樹木

 

馬酔木(アセビ)

常緑低木の馬酔木(アセビ)

ツツジ科アセビ属

3月9日の誕生日木(日本植木協会)

1月下旬に見つけた満開の樹

名前が万葉集にも登場するほど古くから親しまれている樹

樹には鈴なりに花が咲いていました

下向きに咲く小さな白い壺状の花

写真は1月中旬の大きくなった蕾

自生するアセビの花色は白ですが、公園で見付けた樹は薄紅色のものでした

樹には小さな蕾がいっぱい

満開に咲いた薄紅色の花。2月下旬の写真

枝の先に集まって互生する葉は、縁に荒く小さい鋸歯がある

樹皮は縦に細かく裂ける

樹齢を重ねた幹はネジキと同じようにねじれる特徴がある

 

木大角豆(キササゲ)

落葉高木の木大角豆(キササゲ)

別名:アズサ

ノウゼンカズラ科 キササゲ属

9月23日の誕生日木(日本植木協会)

果実が豆のササゲに似ていることからキササゲと名付けられた

豆のササゲに似た長さ30cmにもなる細長い果実が特徴

花は内側に暗紫色の斑点のある白色の花を咲かす

1月中旬の樹

この実は冬の間も樹に残る

樹皮は灰褐色で、縦に浅く裂ける

 

犬黄楊(イヌツゲ)

常緑小高木の犬黄楊(イヌツゲ)

モチノキ科 モチノキ属

黄楊・柘植(ツゲ科ツゲ属)とは類縁関係がない

ここまで大きなイヌツゲの樹はめったに出会えない

1月下旬には、熟した黒く丸い実がたわわに実っていました

小さな葉が密に生える日本庭園や生垣でおなじみの樹

刈り込みにも強いため、玉散らし仕立てや球形仕立てなど、さまざまな樹形を楽しむことができる

雄株と雌株に分かれる雌雄異株

葉は小さな楕円形で縁に鋸葉がある

木材もツゲとは全く違います

 

ホワイト・アッシュ

落葉広葉樹のホワイト・アッシュ

別名:アメリカタモ、アメリカトネリコ

モクセイ科トネリコ属

主な生育地域はアメリカ合衆国南部から中西部全域およびカナダの一部

葉は赤や黄色に紅葉する

樹皮は灰褐色で縦に深い割れ目が入る

野球のバット、テニスラケット、ホッケイステックなどで使われている伝統的な木材

 

円ら椎(ツブラジイ)

常緑高木の円ら椎(ツブラジイ)

別名:コジイ(小椎)

ブナ科シイ属

子供の頃に遊んだ森には無かった殻の中にドングリが入っている樹

開花から一年半の月日をかけて翌年な秋に熟し殻を割ってドングリが現れます

ドングリは小粒でまん丸で多くは光沢のある黒~黒褐色

ドングリが小さいことから「コジイ」とも呼ばれます

樹皮は灰黒色でなめらかでふつう割れ目はできない

樹が成熟すると割れ目が入る

葉は光沢があり裏側が白っぽく先端が細く尖る

 

粗樫(アラカシ)

常緑高木の粗樫(アラカシ)

別名:ボウガシ

ブナ科コナラ属

どんぐりは1年成のシマシマパンツで樽のような形状が多い

冬になっても落果させない個体もある

枝の先端に集まった冬芽と、どんぐり

アラカシの樹は関西に多い

樹皮は暗灰色で滑らか。老木では縦に深く窪み浅い割れ目が入る

葉は長楕円形で先は尾状に尖る。縁は上半分に粗い鋸歯がある

表面は濃い緑色ではっきりした葉脈を持つ