榎(エノキ)

落葉高木の榎(エノキ)

ニレ科エノキ属

8月23日の誕生日木(日本植木協会)

古くから人の生活の近くにある樹で、公園や神社で普通に見ることができる

エノキは「縁」に通じることから「縁結びの木」あるいは「縁切りの木」と言われている

エノキに願をかけ縁を結び、縁を切りたい時は、人知れずエノキの葉を食べる

「縁の木」として御神木とする所もある

樹皮は灰色で小さな皮目が多くザラザラしている

10月頃に赤褐色の実を熟す

葉は卵型で縁の上部にだけ鋸歯がある。

エノキの特長として葉の基部から出る3脈が目立つ

綺麗に黄葉し落葉する

落葉したエノキの巨木

 

伊吹(イブキ)

常緑高木の伊吹(イブキ)

ヒノキ科ビャクシン属

別名:柏槇(ビャクシン)・貝塚伊吹(カイズカイブキ)

8月4日の誕生日木(日本植木協会)

剪定された樹

園芸種のカイズカイブキは公園樹、庭木、生垣として植栽されている

大阪府貝塚市、滋賀県栗東市などで市の木に指定

刈り込みなどの手入れをしないと全く別な雰囲気の樹に育つ

鱗片状の葉が線形に集まって密集する

葉はヒノキと同じ鱗片葉

樹木も幹もねじれて成長する

樹皮は赤褐色をしており、ヒノキの樹皮と同じように縦に薄くはがれる

 

辛夷(コブシ)

落葉高木の辛夷(コブシ)

モクレン科モクレン属

別名:ヤマアララギ、コブシハジカミ、タウチザクラ

3月19日の誕生日木(日本植木協会)

早春に香りのある大きな白い花を咲かせ春の訪れを告げる代表的な里山の樹

少し早く咲く木蓮と間違いやすい樹でもあり

街路樹や公園木としてもよく見かけることができる

9月中旬の写真

特徴的な実は袋果が不規則に合わさった集合果

形が拳(こぶし)に似ているためコブシに

11月下旬の写真

葉芽は白いねた毛で覆われている

葉が大きくて木陰をつくるため、街路樹や公園樹としても見かける

落葉した樹

樹皮は滑らかな灰白色で細かい波目が入る

葉は全縁で先端は短く尖る

黄葉して落葉した葉

 

青桐(アオギリ)

落葉高木の青桐(アオギリ)

アオギリ科フィルミアナ属

9月3日の誕生日木(日本植木協会)

大きな葉の美しいことから、街路樹、公園樹として多く植えられている

大型の葉は3から5つに裂けるが個体差がある

秋に黄色く紅葉し

すぐに茶色くなり葉が落ちる

葉がキリに似ていて、樹皮が緑色のためアオギリと呼ばれているが、キリの仲間ではない

アオギリは幹でも光合成を行うため緑色になっている

珍しい緑色でなめらか幹は「日本三大美幹」の一つ

三大美幹木→ヒメシャラ、シラカバ、アオギリ