ビーフウッド

低木のビーフウッド

別名:ウエスタンビーフウッド、ビーフオーク

ヤマモガシ科

オーストラリアに自生する樹木

この木と初めて出会ったときは、霜降り牛肉にしか見えませんでした

木とは思えない木目とピッタリの名前!一度聴いたら忘れません

赤い砂で育つ樹

8月から12月に円筒型の黄色い花を咲かせます

板屋楓瘤

落葉高木の板屋楓(イタヤカエデ)

板屋楓瘤(イタヤカエデバール)

ムクロジカ科カエデ属

10月15日の誕生日木(日本植木協会)

イタヤカエデのバール部分を切断した断面です

バールとは、木のこぶの部分のことです。公園や森を散策していて、木の根元や幹の部分が不自然に膨らんだこぶを見かけたことがあると思います

唯一無二のバールはその美しさを珍重されている

樹皮は暗灰色で、縦縞の模様がわずかにあり、老木になると浅く裂けます

特徴的な大きな葉っぱ

板屋楓の樹液は煮詰めると、甘いシロップになります「メープルシロップ」

 

栃縮杢(トチチヂミモク)

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

栃縮杢(トチチヂミモク)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

ローステッドカーリートチ

落葉広葉樹の栃、橡(トチノキ)

トチノキ科トチノキ属

5月10日の誕生日木(日本植木協会)

ローステッドカーリートチ(縮杢の入った栃を蒸し焼きにした木)

木目が細かい波状になり光を乱反射することで非常に美しく見える縮杢

一般的な栃の木には表れない珍しい模様です

写真左がローストした栃、右がローストしていない栃

縮杢の入った栃の板を特殊な大型機械で長時間かけて蒸し焼きにしたものです

こうすることで色合いと光沢が大きく変わり魅力的な材に変化します

「世界四大並木樹種」の1つ(トチ、ニレ、シナノキ、プラタナス)

木へんに象という漢字は樹皮から

特徴的な大きな葉

大型の直立した円錐の花

芽は粘った樹脂に覆われています

栃の実。地面に落ちた実の果皮を剥がすと大きな種子1つ

なかなか見つけることのできなかった樹に実った果実

初めて見つけることができた時は、すごく嬉しかったです

郷土料理の栃餅

栃の実を灰汁抜きしてもち米と蒸してからついて餅にした茶色い栃餅

写真は粒あん入りの栃餅。懐かしい味で美味

榎(エノキ)

落葉高木の榎(エノキ)

ニレ科エノキ属

8月23日の誕生日木(日本植木協会)

古くから人の生活の近くにある樹で、公園や神社で普通に見ることができる

エノキは「縁」に通じることから「縁結びの木」あるいは「縁切りの木」と言われている

エノキに願をかけ縁を結び、縁を切りたい時は、人知れずエノキの葉を食べる

「縁の木」として御神木とする所もある

樹皮は灰色で小さな皮目が多くザラザラしている

10月頃に赤褐色の実を熟す

葉は卵型で縁の上部にだけ鋸歯がある。

エノキの特長として葉の基部から出る3脈が目立つ

綺麗に黄葉し落葉する

落葉したエノキの巨木

 

ユーカリノキ

常緑高木のユーカリノキ

別名:ユーカリ

フトモモ科ユーカリ属

世界最大級の高木になる樹種

植物園で見付けたユーカリの樹

11月の樹の様子

樹皮は巨木になると写真のように紐状に剥離する

スーと捲れる様に長く剥がれる

剥がれた後には白い幹が現れる

オーストラリアではコアラの主食としてお馴染みの葉

全縁の葉は披針形で葉先が鋭く尖り反る

 

榛の木(ハンノキ)

落葉高木の榛の木(ハンノキ)

カバノキ科ハンノキ属

大学の敷地に合った10月の樹木

見付けた樹の側にも水場があり「水辺の旅人」と言われるほど湿地を好む樹木

樹皮は暗灰褐色で、不規則に割れ目が入り剥がれる

果実は未成熟なときは球果状の堅い緑色

秋に熟して暗褐色になり種子が落ちる

雄花は細長い穂状で枝先に垂れ下がって咲く

葉は卵型で不整の鋸歯がある

 

姫沙羅(ヒメシャラ)

落葉高木の姫沙羅(ヒメシャラ)

ツバキ科ナツツバキ属

7月1日の誕生日木(日本植木協会)

紅葉する樹

ツバキ科であるが落葉する葉は、同じ科の常緑で厚く光沢があるヤブツバキと同じと思えない

葉は楕円形で両面に毛が散生する。縁に低い鋸歯がある

冬の落葉した樹

1月の樹皮は斑に剥がれ落ちていた

平滑で淡赤褐色の美しい幹は「日本三大美幹」の一つ

三大美幹木→ヒメシャラ、シラカバ、アオギリ

椥(ナギ)

常緑針葉樹の椥(ナギ)

マキ科ナギ属

8月13日の誕生日木(日本植木協会)

体験で使う木は、三重県の神社で倒木の恐れがあり伐採されたものです

針葉樹?と思う方も多い

葉は肉厚なツヤツヤした楕円状披針形で縁は全縁

葉は葉脈の方向に引っ張ってもなかなか切れないことから、男女の仲を結び付ける力も強いと信じられている

開運や縁結び、夫婦円満などのお守りとしても使われてきました

ナギ=凪(穏やかな海)を連想するとして、古くから航海の安全祈願する御神木として神社に植えられていた

樹皮は皮が鱗片状に剥がれ落ち暗褐色のまだら模様に

 

カリン

常緑高木のカリン

別名:インドシタン、インドカリン

マメ科シタン属

花梨の実で知られるバラ科とは全く別種

東南アジアからの輸入木材

オレンジ色の小さな花が密集して咲く

散った花は地面をオレンジ色に染める

種子を囲む翼がある

葉は奇数羽状複葉で、卵形で全縁

樹皮は灰色、灰褐色で、浅い縦溝が入る

古くから唐木細工に使われている銘木