珍しいハゼノキのスポルテッド

ハゼの半丸太を製材しました

ここまで大きな直径のハゼの半丸太は初めての出会い

それも乾燥材です。和歌山県の木材販売業者さんが持って来てくれました

木とは思えない薄くしい明るい黄色がほぼ割れ無しに現れました

ハゼは乾燥時に芯材がバリバリに割れてしまうので、ここまで素晴らしい木は初めてです

色だけでなく少し縮杢も入った素晴らしい木目

なかなか手に入らなかった黄色い部分だけのペン材料を確保完了

そして白太の部分には

スポルテッドの黒い筋が入ってました。これも初めての経験

黄色い部分と白とスポルテッドの黒い線

上手く使えたら素晴らしいペンができそうです。

少ししかありませんが、こんな木に興味がありましたらご連絡下さい

 

 

 

石楠花(シャクナゲ)

常緑低木の石楠花(シャクナゲ)

ツツジ科 ツツジ属

5月21日の誕生日木(日本植木協会)

種類が多くて花の色や形も様々で人気がある。園芸品種も多い

4月下旬~6月にかけてツツジの仲間で一番豪華な花を咲かせる

多数の花をつけ、開くにつれて淡い色へ

1月の樹は葉を垂れ下げて沢山の冬芽を付けていました

常緑樹のため冬でも青々としています

全縁の葉は、革質の長楕円形で表面には光沢がある

幹は直立するが枝は曲がる

 

耽羅沢蓋木(タンナサワフタギ)

落葉小高木の耽羅沢蓋木(タンナサワフタギ)

ハイノキ科 ハイノキ属

耽羅(タンナ)は、発見地の済州島の古い呼び名

ハイノキ科の多くはアルミニウムを含む

そのため燃やした灰を染色の媒染剤に用いられることから「灰の木」と呼ばれる

樹皮は灰白色で縦に割れ薄く剥がれる

1月の冬芽

 

黒文字(クロモジ)

落葉低木の黒文字(クロモジ)

クスノキ科 クロモジ属

3月5日の誕生日木(日本植木協会)

クロモジの名前は、写真の様に若木の表面に黒い色が付着し、黄緑に黒い斑模様が入るのを文字に見立てたと言われている

落葉した樹。そんなに大きくはならない

鮮やかな緑の若木は、樹齢を重ねるとざらつき灰褐色になる

雌雄異株で、枝を折ると独特の香気がある

1月中旬に見つけた冬芽です。丸く尖った葉芽と丸い花芽

 

クロモジは高級爪楊枝やクロモジ茶としても知られている

 

蜜柑(ミカン)

常緑低木の蜜柑(ミカン)

別名:温州みかん

ミカン科

10月2日の誕生日木(日本植木協会)

冬場こたつで家族で食べることが一つの風物詩にもなっている

体験の木は熊本県で栽培されているミカンの剪定木

有明海沿岸の傾斜地で育てられた樹

11月中旬に撮影した樹には果実がいっぱいでした

山の上で景色を眺めながら食べる!もぎ立てミカンは最高に美味しかったです

 

杉油杢(スギアブラモク)

常緑針葉樹の杉(スギ)

ヒノキ科スギ属

杉の油杢

飴色に近い光沢のある木目が入り組み、杉とは思えない表情をしています

油分が多く重量が重い特徴もあります

岐阜県にある「石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)」

樹齢約1800年、樹高25m、幹まわり13m

高知県にある「杉の大杉」

樹齢約3000年 日本一の大杉とされています。

スギの樹皮

赤味と白太の色がはっきり分かれるスギの年輪

スギの葉は、硬く棒状で先が尖っています

ボール状の芯に刺して丸く形を整えた「杉玉」を、造り酒屋では新種ができた時に飾ります

 

圧縮杉(アッシュクスギ)

常緑針葉樹の杉(スギ)

ヒノキ科スギ属

鳥取県の有名な智頭杉を特殊な技術で圧縮させた特別な材です

熱と圧力で圧縮された杉は三分の一の大きさまで小さくなります

圧縮することで、柔らかい材質の強度と光沢度を高め、木目が詰まった細やかな紋様となります。香りも内部に凝縮されることで芳香度が増し、加熱処理などにより深みのある色合いに変化し高級感がでます。

岐阜県にある「石徹白の大杉(いとしろのおおすぎ)」

樹齢約1800年、樹高25m、幹まわり13m

高知県にある「杉の大杉」

樹齢約3000年 日本一の大杉とされています。

スギの樹皮

赤味と白太の色がはっきり分かれるスギの年輪

スギの葉は、硬く棒状で先が尖っています

ボール状の芯に刺して丸く形を整えた「杉玉」を、造り酒屋では新種ができた時に飾ります

 

圧縮檜(アッシュクヒノキ)

常緑針葉樹の桧、檜(ヒノキ)

ヒノキ科ヒノキ属

12月18日の誕生日木(日本植木協会)

鳥取県の智頭の檜を特殊な技術で圧縮させた特別な材です

熱と圧力で圧縮された檜は三分の一の大きさまで小さくなります

圧縮することで、柔らかい材質の強度と光沢度を高め、木目が詰まった細やかな紋様となります。香りも内部に凝縮されることで芳香度が増し、加熱処理などにより深みのある色合いに変化し高級感がでます。

樹皮は縦に裂け、薄く長くはがれる

葉は鱗片状で先は鈍く芳香があり、裏面にはY字に見える白い気孔帯があります

*よくにたサワラの気孔帯はX字状です

球果は球形で秋に熟す

伊太祁曽神社のヒノキの鳥居です

全国の木材関係者がお詣りする「木の神様」の神社です

 

栂(ツガ)

常緑針葉樹の栂(ツガ)

別名:ツガマツ、トガ、トガマツ

マツ科ツガ属

11月30日の誕生日木(日本植木協会)

球果(松ぼっくり)は3㎝前後で小さく10月ごろに熟す

熟すと開いて種子が飛び出す

葉は1~2cmで線形で長短不揃いでほぼ2列に並ぶ

葉が次々に展開することから「継ぐ」が転化してツガと名付けられた

裏面に2本の白い気孔線がある。そのため下から見ると白っぽく見える

公園や神社で見かける樹

樹皮は灰赤褐色で縦に裂け、鱗片状に剥がれ落ちる

 

ヒサカキ

常緑小高木のヒサカキ

ツバキ科ヒサカキ属

サカキ同様に縁起の良い木とされ、神棚へ供える玉串に使われる

サカキの少ない地域では本種をサカキと称するところも多い

2月下旬に撮影した樹

葉の下に隠れるように壺状の小さな白い花が鈴なりに咲く

花には近くを歩くと香りで気付けるほど独特の強い芳香がある

香りは・・・臭く感じる人も多い

12月上旬の花芽の様子

葉は長楕円形で縁に鈍鋸歯がある。サザンカの葉に似ているがヒサカキの葉柄は無毛です

常緑樹のため1月でも青々とした葉

樹皮は黒褐色から灰褐色で平滑だが、不規則な細かい縦しわが入る